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部活引退公演「鼓轟」 by岡本峻一

日時:令和元年10月28日
執筆者:岡本峻一
タイトル:部活引退公演「鼓轟」

皆さまこんにちは!和太鼓彩の岡本峻一です!

今回は岡本高校時代の和太鼓人生の振り返り、その最終回になります。

岡本峻一 和太鼓部引退

一部、最初に書いた「岡本加入時エピソード」と内容が重複しますが、ご了承のほど、、、

さて、以前は高校和太鼓部に入部して、どんな経験を経て和太鼓が好きになったのか、大会を通じて、どういった経験をしたのか、綴らせて頂きました。

桐蔭の和太鼓部は基本的には高校2年生の末で引退。
高校2年生の冬の大会を終えた僕たちは最後のイベントである、
引退公演、そして成田太鼓祭りに向けて準備を始めます。

第8回男子桐蔭太鼓引退公演「鼓轟(こごう)」

市民会館のホールを予約し、2011年1月からセットリストを練り、3月末のその公演に向けて練習に励んでいました。

そして、2011年3月11日。
練習場で太鼓の練習をしていた時に、東日本大震災がおきました。

今でもよく覚えています。
森羅万象という曲の練習中で、大太鼓を叩いていた時にその地震は来ました。
部員達も動揺し、どうすればいいかわからず練習場にとどまっていたら、先生が駆け込んできて、グラウンドに避難するよう声を荒げて指示を出され。

練習はそのまま中止。
当然交通機関もマヒしていたので、比較的近くに住んでいる部員の家に散らばりました。

幸いにもけが人などは出なかったのですが、あの直後です。
引退ライブをしていいのかどうか、大きな議論になりました。
しかし結局、計画停電でホールも使えない事が分かり、
部活に入った時からの最終目標だった引退ライブはできないことになりました。

しかし、僕たちは恵まれていました。
顧問の先生方始め、多くの大人の方々が僕たちのために動いてくれたのです。

学校内の施設で、普段部活動であっても生徒の使用ができない場所で、
引退ライブができる用、調整してくださったのです。

その後練習時間はかなり制限されたものの、なんとか練習再開の許可もおり、
最後数週間、周りの方々に迷惑をかけまくりながらもなんとかライブの日を迎えることができました。

実はそのライブに齋さんと塩見さんも来て下さり、、、。
お二人は覚えていないそうなのですが、
ライブを撮っていたビデオに「今年の笛の子巧いね」とおっしゃっている齋さんの姿と声が!!!ドヤ!!

とまあ、そんな密かな僕の自慢話は置いておいて。

紆余曲折あったものの、僕らは最終的に、あの日本中が衝撃を受けていた時期に、周りの方々に助けて頂いて自分たちの公演をすることができました。
それまで、当たり前のように享受していた舞台が当たり前のものではないと、気が付くきっかけになりました。

引退公演と銘打ってはいますが、その後成田太鼓祭りに出演しますが、
そこからは、彩ヒストリーに書いた通りなので、割愛します。

まだまだ書いていない細かなエピソードも色々あるのですが、、、。
人に喜んで頂けることの悦び、仲間と共に1つの目標に向かって頑張る事の大変さ楽しさ、多くの人に支えられて生きているという事。
本当にありとあらゆることを、高校の和太鼓部は、和太鼓は教えてくれました。

高3になり、ぼんやりと「和太鼓で食べていければいいのにな」なんて思うようになるわけですが、これも以前別のレポートに細かく書いてますね。

濃厚な2年間を終え、受験勉強を乗り越え、
2012年4月、僕は大学生になります。

次回以降は大学生篇も書いていこうと思います。
2個下の酒井、小川、松谷や3個下の龍史も出てくるかも、、?

今回もお読みいただきありがとうございました。
次回以降またお時間ある時にでも読んでやってください。

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