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第三回単独公演 by葛西啓之

日時:令和二年1月10日
執筆者:葛西啓之
タイトル:第三回単独公演

みなさまこんにちは。葛西です。

さて、前回のヒストリーにて、「叶」制作秘話をお届け致しました。
https://wadaiko-sai.com/archives/history/191217

私が叶を作るのと同時に、自身の担当した曲を作る彩の面々。
というのも、この年、私たちには目標があったのです。

ー自分達の楽曲だけで、2時間の単独公演を行うー

と。


さて、少し遡りまして、2010年の夏。

練習を終えて一杯やっている席にて、第三回単独公演の実施に向けた話し合いが進みました。
第一回、第二回、と年に一回単独公演を行なっていたので、今年もどこかで公演をやりたいよね、と。

早速空いているホールをみんなで探し、2011年3月5日、吉祥寺にある前進座劇場にて行うことが決定。
そこでどんな公演を行おうかーという話し合いが進んでいたのであります。

この「第三回単独公演」。
和太鼓彩にとっては非常に重要な意味を持つ公演となります。

なぜなら2010年から、私たちは明確に「プロになること」を目指し活動を始めていたからです。
いずれプロとして和太鼓で食べていくー、その夢に向けた第一歩となるこの公演では、これまでと違って何かしら、「太鼓の活動で食べていけるんだ」「僕たちはプロとしてやっていけるんだ」という手応えを掴まないといけません。
否、メンバーにより一層「プロになる」ことを現実的に考えてもらうために、代表として、メンバーに手応えを感じさせてあげなければなりません。

そんな期待とプレッシャーのもと、第三回単独公演の制作は始まりました。

そんな中で作った目標の一つが、上記に記載しました、「自分達の楽曲のみで2時間の公演を行う」というもの。
それぞれが自分の担当曲を作り、アイデアを出し合いながら、色々な方向性の楽曲を作っていきました。

この時に作った楽曲は今でも和太鼓彩で使っているものが多く、和太鼓彩の大きな礎となっております。

・叶

・祭宴

・●心不乱

など。

そしてもう一つが、これは以前、齋くんのレポートにもありましたが(https://wadaiko-sai.com/archives/history/191103)、「ストーリー性のある公演」にチャレンジすること。

第一回、第二回と、過去二回の単独公演では曲を並べて順に演奏していく、といういわゆる普通の公演を行ってきたのですが、もっと全体を劇仕立てにして、物語調の公演をやったら面白いのではないか?
そんなことを常々思っていた私は、この第三回単独公演にて実際にチャレンジすることとなります。

もとよりセットリストを組む上で、お客様の感情の変化や演者のテンションの変化、ーどんな想いで一曲目を打って、どんな想いでクライマックスを締めるのかー、そういったことを考えるのが好きだった私にとっては、必然の選択だったのかもしれません。
学生時代に演劇をやっていたことも、このチャレンジを思い立ったきっかけの一つでしょう。

メンバーそれぞれが作ってきた曲を物語で紡ぎ、さらに物語として送る上で足りないところは、新たに曲を作ります。

この時にできた曲は計6曲。

・襲来(写真なし)

・威嚇(写真なし)

・開戦

・決戦(●心不乱)

・和解

・祭宴

今となっては演奏しているのは決戦(●心不乱)と祭宴だけですね。

とはいえ太鼓で物語を紡いでいく、というのはとても難しいもので、
言葉を持たない太鼓演奏でどうやってお客様にストーリーを伝えていくか、そして、衣装や演出をふまえてどこまで作り込んでいくかー
「太鼓×物語」という新たな世界に可能性を感じつつも、その難しさと大変さを痛感した、若干の悔いの残るチャレンジとなりました。

この時の期待と、後悔が、私をより一層「太鼓×物語」のチャレンジへと誘い、後のツアー「凛」や「Q」へ繋がっていくこととなります。

さて、第三回単独公演で行ったチャレンジとして、最後にもう一つ、
「初めてチケット代をいただく」というのもあります。

過去二回の公演はどちらかというと「サークルの発表会」という色合いが強く、もちろんチケット代は無料にしていたのですが、今回はプロを見据えた公演。
いつかこの公演で食べていかなければいけない、ということを念頭に置き、チケット代を1,000円いただくことに致しました。

無料の「サークルの発表会」であれば友達がたくさん来てくれるわけですが、有料となると、なかなかそうはいきません。
日々チケットの売れ行きを確認しながら、本番までソワソワしていたことを覚えております。


さて、以上のように「プロになる」ことを見据えて様々なチャレンジを盛り込んだ第三回単独公演。
もちろん全てのチャレンジが成功したとは言い難く、反省点も多々あったわけではありますが、それでも、「自分達の曲だけで2時間の演奏を行う」という大きな山を超えた彩メンバーの目は、輝きに満ちておりました。

「自作曲」という大きな武器を手に、ここで得た自信と反省を胸に刻みながら、第四回単独公演〜プロ化へとさらにブーストをかけて突き進んでいくのでありますが、その話はまた後日。

というわけで、本日はこの辺で。
ばいばーい。

(おまけ)
第三回単独公演の模様をお届け!

「叶」

*本公演ではアンコールとして演奏したので、タイトルが「アンコール」となっております。
そしてわたくし、後半手が攣ってほとんど叩けておりません。。泣

「奏」

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