1. HOME
  2. 葉桜の季節に和太鼓を想うということ by渡辺隆寛

葉桜の季節に和太鼓を想うということ by渡辺隆寛

日時:令和2年6月15日
執筆者:渡辺隆寛
タイトル:葉桜の季節に和太鼓を想うということ

さて、今日から渡辺少年物語に戻っていこうと思います。

これまで行ってきた「衝動」「COLORS」「凛」が、三部作と一括りにされるのもこのライブがあったからでしょう。

そう、「BOSS RUSH LIVE」ツアー。

・「衝動」の「奏」
・「COLORS」の「天真爛漫・祭宴」
・「凛」の「天心不乱」

が一手に集中した、奇跡的なライブ。
そして、計4曲しか行わないにも関わらず、90分オーバーというだいぶ攻めた公演でした。笑

ちなみにボスラッシュと聞いてみなさんは何を連想しますか?
僕はロックマンです。

それでは1曲ずつ振り返っていきたいと思います。笑

●「天心不乱」
言わずもがな、先日もヒストリーで書きました、僕の大好きな一曲ですね。(#5星に願いを、凛に祈りをhttps://wadaiko-sai.com/archives/history/200119
凛の終演からわずか3ヶ月ほどでしたが僕にとって「一度ツアーを完走した」という経験が自信となり、堂々と表現できたと思います。

凛と本公演で、明らかに顔つきとかが違うので、自分ごとながら成長を感じさせてくれる一曲です。

●「天真爛漫・祭宴」
和太鼓のライブで、楽しい曲がラストになることって本当に少ないんですよ。
と言うのも、和太鼓の大きな魅力が「迫力」にあるからです。

そこを迫力に寄せずに、楽しい世界観を、ソロや担ぎ桶のパフォーマンスで魅せながらお届けするのは本当に楽しかったです。
どちらかと言うと、僕らの「楽しいが響きわたる」に紐づく大事なテーマだと思っています。

実は「COLORS」公演の時にはすでに僕は入団していました。
もともとデビューがCOLORSになるのでは?という話もあり、渡辺少年は暗譜済み。
混ざりたくて仕方なかったです。笑

まず気になるのが、COLORSでお馴染みのカラフルなパンツ衣装、通称「COLORSパンツ」。
これ実は各メンバーの色が元々決めてあったんですね。
そして当時11人目のメンバー渡辺くん。
気になるカラーはというと…

なんと

「レインボー」!笑

本当は、11色目にいいのがなかったのでは!?という根も葉もない噂はさておき、何色にもなれる、無限の可能性を秘めた色、ということで僕は非常に気に入っております。えっへん。

そしてもう一つ気になるのが、「天真爛漫」の曲中にみんなで叫ぶあだ名!
葛西→かさぴー
齋→さいぽん
などのように普段から呼ばれるあだ名をあてがわれるのですが、僕のあだ名は「なべっち」。

叫ぶように尻上がりで言いたい場面なので、これがまあ言いづらい!笑
結果、この曲でのみ僕のあだ名は「なべちゃん」となるのでした。呼ばれたことない。笑

「祭宴」は普段演奏しているものにアレンジを加えた、こちらも長尺ver.
なんとこの曲、渡辺少年、若手のくせにセンターをもらっているのです!!笑
生意気!笑

せっかくなんで今日は、千秋楽の「祭宴」を少しだけお裾分け☆

初々しい。笑

ラスサビのシーンはこれまた今や珍しい、しおさいの担ぎ低音パートと一緒にお客様とクラップ。
きっかけだしも僕でした。

こう見るとまだまだだなと思いますが、今も昔も皆様を楽しませようというのは変わっていないと思います。

●「奏」
当団体、結成当初から演奏され続けている代表曲「奏」ですが、この曲、オーケストラをイメージしているため、正規ver.はなんと30分もあるのです。驚
流石にそれでは使い勝手が悪いので、1部、2部、2.5部、3部とパート分けされており、「今回は冒頭笛4周からの3部で行こう」とか「2.5部カットで行こう」とか様々なパートでフレキシブルに演奏されるのです。

その中でも今回はフル尺の30分ver.
正直これ最初は出番まで待っているのもちょっとしんどかったです。笑

1部からゆっくり人数が増えていくのも魅力の一つなので、1部はごっそり出番がなかったりもします。
そんな中で、当時まだ若手だった渡辺くんは後ろからじっと、先輩たちの演奏姿を見ているのでした。

忘れもしない東京公演。
葛西さんから一言。
「おそらく、今日で奏をフル尺でやることはもうないと思う。全力で出し切りましょう。」

僕にこの重みがわかっていたかは定かではないですが、先輩方の表情を見て僕の身も引き締まります。

正直、当時の初期メンバーで奏を演奏できたのは僕の中で財産だと思っていて、空気感、グルーブ、呼吸、どれを取っても心が震えることばかりでした。
僕が「あぁ、この団体に入ってよかった」と思えた一瞬でもあります。

あの時の割れんばかりの拍手、なかなか忘れられないですね。

●アンコール
そしてこのライブを語るのに忘れてはいけないのが、アンコールです。
なんとこのツアー、全3公演行ったのですが、全公演異なるアンコールでお届けいたしました!!
〇〇ソロ、しおさいメドレー(戦風、まろばし、黒蝶)、中ボスメドレー(どんぱぱ、大雷山、叶)
過去三部作でお届けした名曲たちを、各公演ごとにフィードバックしたものでした!

これは◯◯ソロの練習の様子。若い。笑

中でもここで触れなければならないのが、「しおさいメドレー」
当時からしおさいの世界観は作られていたのですが、2016年に行われた「しおさいの逆襲」というライブの時とはうってかわって、よりビジュアルバンドテイストでした(!)

当時、「凛」で黒蝶を披露した時は、またキャラクターも違ってましたね。
この時の世界観をなんと全メンバーで統一披露したのがこのしおさいメドレー。

そしてその時生まれたのがなんと、「風水師ナベ
オナベじゃないですよ、この時はナベでした!

頭にターバンを巻き、伊達眼鏡をしてストールをかけたこの衣装、きっと二度と見られないでしょうが素敵な思い出です。(お写真なくてすみません…)

そして、数年後、時を超えて風水師オナベとして再誕するとは、夢にも思っていなかったですね。笑
(そして当時着ていた衣装のベースも織姫。偶然なのか否か…)


さて、いざ振り返ると当時の記憶がとても鮮明に蘇りつつも、怒涛に過ぎ去っていった日々を感じるツアーでもありますね。

こんな構成のライブを完走させた当時の中心メンバーには本当に頭が上がりません。
きっと僕以上に上のメンバーは毎日必死だったかと思うし、それに気付かずただ僕もがむしゃらに打ち込んでいました。

今こうやって活動できることに日々感謝をするばかりです。

そしてこの千秋楽に、初めての後輩が入団しました。
何を隠そう、小川祥吾ですね。

はてさて、2年目の渡辺くんはどうなっていくのでしょうか。

それでは!

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事