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和太鼓彩結成秘話! by葛西啓之

日時:平成30年9月4日
執筆者:葛西啓之
タイトル:和太鼓結成秘話!

みなさまこんにちは!和太鼓、代表の葛西です。

今回は和太鼓ヒストリーの一番最初、
そう、和太鼓が始まった日・・・!

2005年3月のことをお伝えしていきたいと思います。

当時の写真があまり残っておらず、ほぼ文章のみとなってしまいますが、どうぞお付き合いください!

時は2005年、3月下旬。

当時高校3年生で受験を終えた私ほか、、
桐蔭学園和太鼓部の同期だった友人3名で、
市が尾駅にあるバーミヤンに集まりました。

議題は、それぞれの受験の報告と、太鼓の活動をどうするか、について。

さて、さらにさかのぼること1年前の2004年3月。
当時高校2年生だった僕たちは桐蔭学園和太鼓での引退公演を終え、
青春の全てをかけた部活動に終止符を打ったのでした。
その時から、「大学に入ってからもみんなで太鼓やりたいね〜」なんて話は出ていたわけであります。

<桐蔭学園和太鼓部時代の様子>

ですが、実を言うと、僕は大学で太鼓をやるつもりはあまりなかったんです。
なぜかと言うと、上記の引退ライブで僕はなんと首の骨を骨折しており(太鼓叩きすぎによる疲労骨折 笑)、自分の中でやりきった!感が強かったからです。
大学に入ったら他の夢中になれるものを探そうかなーなんて思っていたわけであります。

そんなことを思いながら集まりに行ったわけですが、そこで、友人の一人が口火を切ります。
「やっぱり、大学でも太鼓をやろう!俺たちのチームをつくろう!」と。

おお・・・なんか熱い青春ストーリーが始まりそうな予感!がするわけですが、ここで大きな問題が発覚するわけです。

なんと、その口火を切った友人、浪人が決まっていたんですね。笑
彼だけでなく、もう一名も浪人が決まったとのことでした。

だがしかし、何を隠そう、この浪人が決まった2人が、太鼓活動にめっちゃ前向きだったわけであります。笑
勉強しろや。笑

そこで、僕ともう一人、大学進学が決まっている2人は言うわけです。

「太鼓をやりたい気持ちは分かった。僕たちもやりたい気持ちはある。けど、実際問題2人は1年間受験勉強があるわけだし、今年は無理じゃないか。来年2人の受験が終わったら、改めて考えよう」と。

非常に冷静かつ、論理的な判断をしたわけです。

すると、浪人組のうちの1人から、衝撃的な言葉を受けます。

「お前ら大学行って、サークルとか入るでしょ?そしたら、お前ら来年絶対に太鼓をやらない。そっちに夢中になってしまうはずだ。
だから、そうならないように、今この場で結成だけはしよう!」と。

そしてさらに、浪人組のもう1人が、とんでもない発言をします。

「口約束で結成するだけじゃ不安だから、後戻りできないようにしよう。
とりあえず一人一個、太鼓買っちゃおうぜ」と。

・・・ナンデスト?
それは気が早すぎやしないかい?
活動場所も形態も何も決まってないのに?

というか、なぜ受験に受かった僕達側が悪者みたいになってるんだ、と若干の疑問を抱えつつ笑、最終的には彼らの提案を受け、それぞれ親に借金をしてとりあえず太鼓を一個買ったのでありました。
この時ほど向こう見ずな行動は後にも先にもなかなかないわけでありますが、
今も和太鼓に受け継がれる、

「(悩んだ時は)とりあえずやってから考える」

という精神は恐らくこの時に作られたものなのではないかと思います。

その時に買ったのが、こちらの太鼓です。

さて、というわけで、ここにめでたく、まだ名もない謎の和太鼓チームが結成されたのであります。

実は和太鼓というのは、僕だけではなく、その他3人の熱い情熱を持った青年達によって作られたわけですね。
今は3人ともチームを離れてしまいそれぞれに仕事を頑張っているのですが、
3人とも太鼓に対する愛情は変わりません。
たまに4人で飲んだりもするわけですが、いつも熱い太鼓談義に花を咲かせております。

<先日一緒に飲んだ時の様子>

彼らがいなかったら、僕も太鼓をやっていなかったかもしれません。
そして、和太鼓もなかったかもしれません。
そういう意味ではやはり、僕の人生を変えてくれた恩人達であり、
そして、和太鼓というチームを一緒にこの世に生み出してくれた仲間達であります。
いつの日か、Collectionに出てもらって、また一緒に叩きたいなあ・・・なんて思っていますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします!

さて、大変長くなってしまいましたが、以上「結成初日」の秘話をお届けしました!
次回は「チーム名どうするよ?」の巻をお送り致します、お楽しみに!

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