1. HOME
  2. 初の篠笛作曲「夕星」 by齋英俊

初の篠笛作曲「夕星」 by齋英俊

日時:令和元年10月7日
執筆者:齋英俊
タイトル:初の篠笛作曲「夕星」

こんにちは!
いつもヒストリーページにお付き合いいただき、ありがとうございます。齋英俊です。

ヒストリーもだいぶ本数がたまってきましたね~♪
メンバーも楽しみにしているコンテンツのひとつです☆
もし気になる彩の歴史がありましたら、ぜひTwitterでハッシュタグ#彩ヒストリーをつけて投稿してくださいね^^

さて今回は、私の初めての篠笛曲作曲の歴史を振り返りたいと思います。
和太鼓彩では、「祭宴」、「まつりだ、まつりだ、おまつりだ~!!」、「さざなみ」、「黒蝶」などなどなど・・・
作曲担当として数多く創らせていただきましたが、、、、
初めての篠笛曲作曲は、高校和太鼓部時代にさかのぼります。

私の人生初の和太鼓曲作曲は、高校和太鼓部時代に同期の塩見くんと共同作曲した名曲“しおさい”です。
しおさいは、塩見くんに先にヒストリーに書かれてしまったので(笑)
(https://wadaiko-sai.com/archives/history/190630)
高校時代に創った、もうひとつの曲について、今回は書きたいと思います。


時は2007年。
高校時代の青春すべてを注ぎ込んだ和太鼓部。
引退の日が近付いていました。

引退公演に向けて、何か1曲創りあげたい。
当時は、和太鼓をまさか生涯の職に選ぶなんて思いもよりませんから(笑)、
自身の和太鼓人生の集大成として、納得できるものを創りあげ、有終の美を飾りたい。

齋青年、そんな風に考えていました。

桐蔭太鼓には、すでに歴代の先輩方が創った、数々の曲たちがありました。
何度か和太鼓彩でも演奏している葛西代表作曲の「甕星」のような迫力ある楽曲。
楽しい楽曲や、笑いを誘う曲・・・。
そんな中なかったのが、“篠笛がメインの楽曲”。

齋青年、和太鼓ももちろん好きでしたが、篠笛も大好きでした。
最後に、今まででの桐蔭太鼓にはないような、
いや、和楽器界にもないような、篠笛の曲を創り上げたい!!!

そう決め、作曲に移りました。

篠笛の曲の中でも僕が特に好きだったのが、二重奏など、ハモリのある楽曲でした。
当時桐蔭太鼓の楽曲にあったのは、二重奏まで。

掛け合いを基調としていて、はもりなどはありませんでした。そして、さまざまなプロ奏者の曲たちも見ましたが、見つけられたのは三重奏まで。

若かりし齋は決めます。

篠笛四重奏の曲作れば、最強じゃね!??? (どーん!!)

単純ですね。笑
受験勉強そっちのけで、篠笛四重奏曲の作曲に入ります。

幼少期から習っていたピアノを駆使し、篠笛メンバーを部活後に拘束し、曲を練り上げます。
メロディー旋律を奏でるメンバー、ベースの和音を演奏するメンバー、、、
人数のバランスを試行錯誤しながら、一音一音こだわります。

そして、篠笛の魅力のひとつ、どこか懐かしい切ない音色。
その魅力を大切に作りました。

齋の性格、特に高校時代の齋が創る曲ですから、

楽しさ爆発!!!元気爆発!!!!

みたいな曲を創りそうなものですが(笑)、
大好きな和太鼓部、引退LIVEで発表の曲ということで、“せつない・寂しい”という感情を込めた曲に仕上げました。

曲名は、「夕星(ゆうづつ)」。
夕方、空に輝く一番星、宵の明星“金星”のことです。

どこか寂しい雰囲気もある、夕焼けの中に輝く、一番星。
部活後に見た、いつもの風景をイメージして、曲にしました。

そしてなぜ金星にフォーカスをあてたのか。

先ほど名前の出た、葛西さん作曲の「甕星」。
この甕星は、僕らの学年が大会で使用した、とても想い出のある楽曲なんです。
そして、この甕星が、金星であるという説があります。

僕らの学年にとって大切な曲だった「甕星」。
その甕星で全国大会を目指して猪突猛進した日々。

その想い出も曲に込め、「夕星」と名付けました。

ということで、、、、
ここまでお付き合いいただいた皆様のために特別!!!!

引退公演での「夕星」を、公開したいと思います!!!
高校時代の演奏、初公開です!(^^)!

初々しい齋青年のMCつきで!笑

ちなみに、暗くてほぼ見えていませんが、向かって左の方で太鼓を演奏しているのは、塩見くんです。笑
頭髪検査が厳しい学校だったので、髪型は普通です。笑
篠笛のうち1人は、なんと執行くんです!(驚)

当時17歳。
私がはじめて作曲した篠笛の楽曲です。
いかがでしたか??^^

今回は、和太鼓彩の「奏」や「さざなみ」などなどに繋がっていく、篠笛多重奏作曲の第一歩目を振り返りました!
皆様に愛していただけるような曲がたくさん生み出せるよう、頑張ります♬

どうぞ、お楽しみに!

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事