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酒井智彬生誕祭2022①〜お祭りの和太鼓でおもてなし〜 by酒井智彬

日時:令和4年11月3日
執筆者:酒井智彬
タイトル:酒井智彬生誕祭2022①〜お祭りの和太鼓でおもてなし〜

皆さま、こんにちは!
酒井智彬です!

本日は、2022年2月に行われた「和太⿎彩ファンイベント “彩ホーム Vol.15” 酒井智彬⽣誕祭」について、振り返っていきたいと思います。

フライヤーの画像から分かる通り、私のソロライブです!
和太鼓彩では、毎年、メンバーの生誕月の近くに、それぞれのソロライブを実施しており、ついに僕の番となりました。

初めての自分だけで作るコンサート、どんな公演になったのか?
それでは、振り返って行きましょう。

●酒井村へ、ようこそ、お祭りへご招待

初めてのソロライブ、一体、何をやろうか。

和太鼓彩でやっている曲、色々な打ち方の曲、篠笛、ピアノ?

色々なものが頭の中をよぎります。

何をやろうか、渡辺さんをはじめ、色々なメンバーに相談しながら、最終的に行き着いたものは、「僕の大好きな音楽でおもてなし」をするということでした。

26年間生きてきて、たくさんの方にお世話になり、応援をいただき、ソロライブを迎えることができます。
僕の大好きな音楽を通して、皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたい!

そんなことから、ライブを大きく、好きな音楽を3つに分け、大好きな音楽をお届けしたのでした。

まずは、僕の大好きな音楽「お祭りの音楽」をお届けしました!わっしょい!

ライブハウスを村に、お客様を村人に、酒井を村長に喩え、酒井村のお祭りの開幕です!

お届けした演目は、僕が学生時代にお祭りで見たり、現地の方に教わったりした日本のお祭り音楽や民俗芸能を中心にお届けしました。

まずは、埼玉県の秩父地方に伝わる屋台囃子を!

現地では、山車を引っ張る大事な音楽です。
一見すると、お腹がしんどそうですが、疲労が溜まっていくのは、脚なんです。

あれ、酒井以外にも誰かいるって?

ご紹介が遅れました、酒井村の住民である牛道くんにもお祭りコーナーに出演してもらいました。
というのも、僕と牛道くんは、和太鼓彩に入団する前からの縁で、学生時代には、一緒に日本のお祭りを巡っていました。
そんな色々なお祭りを巡ってきた相棒、いや、酒井社中の仲間である牛道くんにも登場してもらい酒井村のお祭りを盛り上げました。

次にお送りしたのは、青森県の今別地方に伝承される「荒馬踊り」と「ねぶた囃子」をお届けしました。

馬に見立てたフレームを身につけ、荒馬踊りを踊ります。

現地では、今別町のねぶた祭では、ねぶたの後ろを、馬と手綱さんがペアになり、その周りをハネトさんが踊りながら回ります。

今回は、ソロライブなので、ソロ馬での踊りです!

「ねぶた囃子」では、津軽のお笛を用いて、ねぶたのお笛を演奏させていただきました。
毎年8月に開催されるねぶた祭りをイメージしながら、巨大なねぶたの動きを後押しできるよう演奏いたしました。
いつの日か、会場全体で「ラッセーラ」という掛け声を一緒に言いたいですね!!

そして、お次は、三宅島の神着地方に伝承される太鼓をアレンジして演奏しました。

学生時代、7月に開催される牛頭天王祭が大好きで毎年、通わせていただいておりました。
牛頭天王祭では、神着木遣太鼓が演奏されます。

低い姿勢から、繰り出される一打が魅力的な芸能です。
現地の達人、地面に近すぎて、腕を引く際に、地面に指を擦ってしまうこともあるんだそうです。

お祭りでは、長胴太鼓を長い棒に括りつけ、一日をかけて、村の中を巡ります。
太鼓の音色に合わせて、御神輿が躍動するんですね。
いつか彩の舞台で彩神輿を作りたいですね笑

そして、お祭りでは、神輿の先導役として、榊という木を持った榊持ちがいます。榊持ちが木遣りを歌い、木遣りに合わせて、神輿を揉むんですね。

木遣りの歌詞には、
お祭りを迎えることができた“嬉しさ”や“めでたさ”を祝う歌詞が多く含まれます。
年に一回のお祭り迎えられたことを皆で心から喜び合う気持ちが歌詞に表れています。

僕も本生誕祭にて、皆さまと今日を迎えることができたいことへの感謝と嬉しさを込めて、木遣りを歌わせていただきました。

そして、僕が大好きな歌詞、「よくぞ、揃ったよ」。
お祭りで聞いたとき、感動した歌詞であります。

実際はどうか分かりませんが、
この一言に僕は、たくさんの意味が込められていると思いました。

神輿が揃ったこと。

そして、お祭りに人が揃ったこと。

この、「人が揃った」ということに言葉の重みを感じました。
三宅島は、火山島であり、2000年には、全島避難の指示が出るほどの噴火がありました。
その際、島の方々は、離れ離れになりながら、本土へ避難されたそうです。

そんな歴史があるからこそ、お祭りで、島の方々が揃ったこと、島は出てしまったけど、お祭りのために島に戻ってきて、色々な人が揃ったこと、この「よくぞ、揃ったよ」という言葉には、人との再会という意味があるのではないかと個人的には思っております。

島の木遣り歌の重みを感じながら、僕もソロライブにて、この歌詞で木遣りを歌わせていただきました。
ソロライブに来てくれたお客様やメンバー、そして目の前で太鼓を叩いてくれている牛道に会えたこと、再会できたこと、一緒に楽しい時間を共有できていることに感謝を込めて。

さて、お祭り音楽コーナーの最後にお届けしたのは、「口唱歌の調べ(晴れ囃子ver.)」です。

まず「口唱歌」って、なんやねんって感じだと思うので、言葉の説明から!

和太鼓のリズムを聞いたとき、どのように表現しますか?

「ドン」・「ドンドン」とか「カッ」とか言葉で表現できると思います。

和太鼓のリズムは、このように言葉で表すことができることから、口唱歌と呼ばれる口伝で伝承されることが多いんです。

2020年に作曲した「晴れ囃子」という楽曲の全ての楽器を口唱歌にしてお届けした後、実際の楽器で演奏しました。

登場する楽器は、

・長胴太鼓(大太鼓)
・篠笛
・締め太鼓
・鉦

です。

それぞれの楽器ならでは口唱歌を録音したもので合わせると、実際に演奏しているように聞こえるんですね!
だからこそ、口伝で伝わってきたのだと思います。
口唱歌のもつ面白いパワーです!

口唱歌演奏の後、実際の太鼓で演奏させていただきました。

口唱歌と実際の太鼓の音の違いを楽しんでいただけいたら嬉しいです!

さて、長くなってしまいました。
ここまでを前半部分とし、酒井村のお祭りと題してまして、僕の大好きなお祭りの音楽でおもてなしさせていただきました。

長くなってしましたので、今回はここまで!
ソロライブ後半は、どうなったのでしょうか。

②へ続く!
お楽しみに!

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