和太鼓彩 2回目の演奏! by葛西啓之
日時:平成30年11月16日
執筆者:葛西啓之
タイトル:和太鼓彩 2回目の演奏!
本日は、ヒストリーレポート5回目をお送りしたいと思います。
その名も、「和太鼓彩 2回目の演奏!」です!
2006年5月に晴れてデビュー演奏を果たした和太鼓彩。
(第4回レポート参照 https://wadaiko-sai.com/archives/history/181030)
苦難の末に現実のものとなったデビュー演奏を大大大成功におさめた彩でしたが、相変わらず練習場所もなく、楽器もろくに揃っていなかった我々は、すぐに再び活動休止に陥ってしまったのでした・・・。
結成して1年間活動をせず、いざデビュー演奏を終えてまたすぐに活動休止とは・・・うむ、なんとスロースタートな始まりなんだ。。。
さて、そんなこんなで季節は足早に過ぎ、2006年10月を迎えた頃、
久々に和太鼓彩結成メンバーの4人が集結したのでした。
そう、来たる「2回目の演奏」に向けて・・・!
これも以前のヒストリーレポートにて書かせていただきましたが、
東京大学には年に2度、学園祭があります。
1つは5月に本郷キャンパスにて行われる「五月祭」、
そしてもう1つは11月に駒場キャンパスにて行われる「駒場祭」、です。
和太鼓彩の記念すべき2回目の演奏とは、そう、この「駒場祭」なのでありました。
なんと、当時は半年に1回しか演奏機会がなかったのです・・・!泣
そんなわけで、駒場祭に向けて動き出した彩の面々。
そして2回目の演奏には、桐蔭学園和太鼓部の後輩が助っ人に来てくれました。
はい、今村くん(写真中央)、という人物でして、実は結成メンバー以外で和太鼓彩に初めて加入した、伝説のメンバーなのであります。
早速5人で練習を開始。
五月祭の時同様、音量問題・練習場所問題と戦いながら、新曲も揃え、練習を進めてまいりました。
そうして迎えた本番。
この「駒場祭」から割と写真が残っているので、写真で振り返っていきたいと思います!
これは、桐蔭学園和太鼓部時代から演奏していた「建御雷(たけみかづち)」という曲です。
篠笛の二重奏にもこの頃からチャレンジしていました。
こちらの曲は、同期の林くんが制作した「森羅万象」。
大曲であります!
当時の葛西少年はやや襟足が長く、ちょっと調子に乗っていたのかもしれません。笑
この頃からチャッパが大好きで、よくチャッパを演奏していました^^
そしてこれはーーーー!
そう、「チャッパッパ」です!
実はこの曲、高校時代に僕と此田くん(写真右)の二人で作った曲でして、高校の時から演奏していたのです!
2003年作曲なので、現存する和太鼓彩の楽曲の中では最も古い曲になるかと思います。
*しかも、途中に入る小ネタは当時から何一つ変わっていません。笑
こんな感じで、桶胴太鼓も買い足して、最高に楽しく2回目の演奏を終えたのでした。
・・・そして、ここから歴史が動き始めます。
演奏後まったり片付けをし、これから打ち上げをしようかーーーなんて話していたところ、一本の電話が。
(ガチャッ)
「こちら、東京大学駒場祭実行委員会です。この度、和太鼓グループ彩さんが、音楽部門でグランプリを受賞されたので、至急本部までお願いします」
・・・・・!??
な、なんだってーーー!?
そ、そもそも、「音楽部門のグランプリ」とはなんだ!!?
・・・東京大学学園祭では、ご来場者様の投票で決める「グランプリ」がありまして、和太鼓彩が音楽部門のグランプリを獲得した、とのことでした。
そもそも、そんな投票があること自体知らなかった彩の面々。
練習も満足にできておらず、メンバーもたった5人の超弱小サークル。
まさか「グランプリ」などという大それたものをいただけるなどとは思ってもおらず、めちゃくちゃ驚きながら本部へと行ったことを覚えております。
その後、学園祭のフィナーレでの授賞式、そして「グランプリパフォーマンス」なるものまでをやらせていただき、和太鼓彩2回目の演奏は大成功のうちに幕を閉じたのでありました。
和太鼓彩が初めて賞をいただいた、記念すべき瞬間でした。
これを機に、その後東京大学学園祭にて4年連続グランプリを受賞することになるのですが、それはまた別の話・・。
さて、本日はここまで。
次回は何を語りましょう。3回目の演奏になるかなあ。
どうぞみなさま、お楽しみに!
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