和太鼓彩初のツアー化! by齋英俊
日時:令和元年6月23日
執筆者:齋英俊
タイトル:和太鼓彩初のツアー化!
今日は、和太鼓彩、結成後初ツアーに関するエピソードを紹介したいと思います!
初のツアー化。
それは2012年のことでした。
「衝動」公演を、1月10日北沢タウンホールにて敢行し、その後、つくばノバホール、松戸市民劇場で開催。
和太鼓彩初のツアーはどのようにして決まっていったのか。
そこには、今まで多くを語られることのなかった、、、
ひとつの若者たちの物語が!?ありました。
SAI LAND 稲城公演 にて開催した彩のLIVE展。
その「解体新書公演」パンフレットに記載があり、物議をかもした、彩初ツアー化に関する歴史。
2012年2月
「葛西と齋の思いつきで、とりあえずツアー化のためのホールを予約。」
と、人聞きの悪いことが書いてあります。
今日は、そんな初のツアー化の、“真実の歴史” を振り返りたいと思います。
時は2012年1月、北沢タウンホールでの衝動公演初演が終わった時でした。
大きな目標としていた衝動公演は大成功に終わり、プロへの夢、太鼓への想いがさらに募っていきます。
僕らは、次の目標を何にするか、日々考えていました。
そんな中、2月某日、葛西さんととあるイベントの打合せに行きます。
打合せは無事終わり、喫茶店に入り、葛西さんと次の目標の話をします。
2011年は、和太鼓彩の演奏が爆発的に増えた年で、特に亀有やつくばでの公演が増えておりました。
(第一次演奏ラッシュ!! By齋英俊:https://wadaiko-sai.com/archives/history/190514)
ハヤシライスを食べながら、、、考えていたことを話します。
(実はこのあたりの記憶は私あいまいで、葛西さんの方が覚えていました。笑)
亀有、つくばと、応援してくださる方々も増えてきています。
だから、その近くでもLIVEをしてみたいー。
そう、、、
衝動をツアー化をしてみたい
喫茶店で発したこの一言で、葛西さんのやる気スイッチがonします。
そして、ここで出てくるのが、彩の伝家の宝刀!
“とりあえずやってから考える!!” どーーーん
(和太鼓彩結成秘話!by葛西啓之:https://wadaiko-sai.com/archives/history/180904)
葛西啓之、なんとその喫茶店で、早速ホール探しを始めます。笑
若いって素晴らしい!笑
が、しかし!!
ほとんどのホールは1年前から予約が開始となります。土日祝日は、抽選会に行かなければ予約できないホールが多いのです。
そんなことはまったく知らない青年2人。
ホールって空いてなさすぎーー!!!汗
あきらめず、亀有・つくば周辺のホール空き状況を片っ端から調べていると・・・
8月11日のつくばノバホールがまだ空いているではありませんか!!
早速電話で確認すると、その日中にホールに行きお金を払えば・・・、予約できると。
メンバーと相談して、悩んでいるうちに、他のホールのように埋まってしまったらどうしよう・・・
夢にまで見たツアーが、、、遠ざかってしまいます・・・
気が付いたらそのまま喫茶店を飛び出していました。
銀行でおろしたなけなしのお金を握りしめ、つくばエクスプレスへと乗り込みます!
ええ、若いって素晴らしい。笑
そしてつくばエクスプレスの電車内で、早速亀有周辺のホールも探します!
つくばエクスプレスを凌ぐ勢いで突き進みます。
亀有パフォーマンスパーク(KPP)会場の真上、かめありリリオホールは・・・、年内の土日はすべて埋まっていました。。。
そうして、次の候補に挙がった会場が、亀有駅の2つとなり、北千住駅にあるシアター1010でした。
7月の祝日に空きが見つかりましたが・・・、
ホールの大きさや、費用面などから、断念。。。
いつの日かここで公演するんだ!と心に誓います。
(このシアター1010が和太鼓彩初の全国ツアーの初演会場となるのはまだまだ先のお話です)
そしてそして候補に挙がったのが、同じく亀有駅の2つとなり、松戸駅にある「松戸市民劇場」です!
なんとまだ、8月19日が空いているではありませんか!!
ノバホールでの支払い・予約を済ませ、
電話で、松戸市民劇場を仮予約し、初のツアー化が決定します!!!
祝・和太鼓彩初のツアー化決定!!!
(※ただホール予約しただけ)
つくばにて、歓喜の渦に包み込まれます!!
さて・・・・、
どうメンバーに伝えるのが吉か。
選択肢① かわいく伝えてみる
だってツアーやりたかったんだもん(*⌒∇⌒*)テヘ♪
葛西「いや、代表としてこれはまずい。きちんと資料を作ろう。」
そしてノバホールからの帰りのつくばエクスプレスにて、メンバー向けの説得資料を作成し、メーリングリストに送ります。
これが、葛西さんが、彩メンバー向けに作った最初の㊙資料「120206和太鼓彩:今後の活動方針」となります。
決して“思いつき”ではなく、しっかり考えての提案です!感を出した資料です(笑)
もちろん、「まだキャンセルはできるよーー!」って一文がついています!(←これ大事)
パンフレットにはウケ狙いで!?笑
反感を買ったとありますが・・・、
「いやいやお前ら嘘だろ・・・」と言いながら、
初のツアー化にメンバーはテンションアップ☆
2012年2月19日の八泉(当時利用していた和太鼓スタジオ)は歓喜の渦に包み込まれました。
ホールを取ったからには・・・、もうやるしかない!!!!
ここから、2012年の和太鼓グループ彩は、初のツアーを成功させるため、突き進むこととなります。
最近は歳を重ね、頭が先行することも多くなってきましたが、団体の成長のためには、時には頭より身体が先に動くということも必要ですね!
これからも、感覚を信じ、仲間を信じ、突き進んでいきたいと思います!!
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