和太鼓彩での初めての作曲 by齋英俊
日時:令和元年11月3日
執筆者:齋英俊
タイトル:和太鼓彩での初めての作曲
前回のレポートで、高校和太鼓部時代、初の篠笛曲作曲に関して触れました。
さて、今回はいよいよ、和太鼓彩での初の作曲に関して振り返りたいと思います。
私が創った、和太鼓彩での初の楽曲は何でしょう??
それは・・・
「祭宴」です!!!
今もよく使う楽曲ですね♪
アマチュア時代に創ったということもあり、とってもシンプルな楽曲です。
なので、最近はワークショップなどで使うことも多く、子供たちなど、幅広い方に楽しんでいただいております。
作曲者として、本当に嬉しい限りですね(#^^#)
さぁ、そんな「祭宴」。
誕生は2010年にさかのぼります。
当時和太鼓彩は大学のサークル。
彩メンバーは、次なる年に1度の単独公演、“第3回単独公演”に向け、構想を練っておりました。
いつの日かプロで飛び出すために、、、!??
和太鼓彩の完全オリジナル曲だけで2時間LIVEをやりきろう!!!と目標をたてたのです。
それまでの和太鼓彩では、高校時代の楽曲や他の団体のコピーなどを演奏していました。
今の和太鼓彩には、
オリジナル曲が、、、とにかくたくさん必要だ!!!
当時最年少だった私も、曲作りを担当することになりました!
当時使用していたスタジオ、川崎の八泉練習後、確か手羽先の世界の山ちゃんで作曲に関する緊急ミーティングが開かれました。
私は、キャラ的にも!? “明るいお祭りのような曲”を担当することになりました。
そして第3回単独公演には、もうひとつの大きなテーマがありました。
「ストーリー性」に挑戦する。
えぇぇぇ・・・!???
なんと、和太鼓の公演をストーリー仕立てにするということにもチャレンジしたLIVEだったのです!
これはこれでたっぷりと振り返ることがあるので、別の切り口でまた今度振り返りましょう。
ここではストーリーの概要だけ♩
和太鼓彩の第3回単独公演!
開催しようとすると・・・、なんとLIVE会場が過去の時代にタイムスリップしてしまったのです!!!!
そして・・・、怪しげな民族に、彩メンバーが襲撃を受けてしまうのです・・・!!
黒Tシャツの彩メンバー vs 深い緑色の服をまとった謎の民族
なんと激しい戦いが勃発!!!
闘いの末、、、
彩メンバーと謎の民族は和解をし、最後には仲良く宴をして仲直り!
というストーリーです。
私は、この最後の宴の楽曲を担当することとなりました。
昨日の敵は今日の友!
みんなで仲良くお祭り騒ぎ♩
楽しい曲を目指して、早速曲作りに入ります。
が、、、、
納得いくような、宴のメロディーが出てきません。
何より、経験が少ない。
どういう音を使ったら明るい曲調になるのか、知識もない。
どうやったら効率よく曲がかけるかもわからない。
ということで、稽古場に限らず、日々いろんなところで作曲活動に励みます。
時には、公園でつくったりしました。
時には、お風呂で湯舟につかりながらつくったりもしました。
時には、学校の屋上とかいう中二病満載なところでチャレンジしてみたりもしました。
(謎の憧れがあったんでしょう、きっと笑)
が、、、、
納得いかない。
思うように進まない、、、、
作曲ってムズ!!!
半ば途方にくれておりました。
時ばかり流れ、作曲の期限が迫っていきました。
納得いく曲が創れず、モヤモヤした気持ちのまま、齋青年は当時学生だったため大学の授業に向かいます。
いつも通り授業を受けていると・・・
なぜか授業中に、
ふと急にメロディーが降ってきたんです!
授業中に作曲していたわけではないんですが、、
ほんと急に、祭宴のメロディーが降ってきたわけです。
急いでメロディーをノートにメモし、慌てて教室を飛び出し、続きを創ります。
(良い子はマネしないでね!)
そこからは早かったです。
数時間で、「祭宴」初案が完成しました。
どこかの場で答えた、「祭宴」作曲秘話。
「授業中できた。」と答えたのはこういうわけです。笑
さてさて、お待たせしました!
そんな祭宴、初披露時のお宝写真がこちら!
民族と彩メンバーは和解したので、みんな笑顔です。笑
ブレイクシーンがあったりと、笛が2重奏だったりと、今とは少しアレンジが違います。
最後はみんなで決めポーズ!!
この「祭宴」が、時を経て、「祭宴」にフォーカスを当てた公演”COLORS”を経て、
現在の「祭宴」となっていきます。
いつか「祭宴」初バージョンも演奏したいなぁ♪
ということで!
今回は、私の和太鼓彩での初の作曲「祭宴」を振り返りました!
こうして9年が経った今でも!
LIVEで使ってもらって、みんなに愛してもらえて、本当に嬉しい限りです♬
次回ヒストリーもお楽しみに!
~おまけ~
実は、ストーリーの中のもうひとつ、「和解」の曲も作曲しました☆
これは篠笛メインの曲ですね~、なつかしい
「和解」は、本当にこの時1回限りの演奏でした~。超レア(笑)
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