夏だ、海だ、納涼船！！〜東京湾納涼船和太鼓演奏〜 by酒井智彬

日時：令和2年12月1日
執筆者：酒井智彬
タイトル：夏だ、海だ、納涼船！！〜東京湾納涼船和太鼓演奏〜

こんにちは、酒井智彬です！

今回は2019年の夏の演奏の思い出についてお話したいと思います！

僕の中で、2019年の夏といったらこのイベント！！

東海汽船さんが運航する「東京湾納涼船2019」！！

東京湾納涼船が運航する2019年6月28日～9月23日の間、
その納涼船の中のステージや船が出港する竹芝桟橋にて演奏させていただくことが決まっておりました！！やったぁっ！！

その演奏が決まったことを一番喜んでいたのは、そう、私、酒井智彬でございます。

なぜならば！！
理由は、１つ！！

伊豆諸島が大好きだから！！

東海汽船さんは、東京と伊豆諸島を船で結んでいる海運会社さんでして、僕も学生時代にとってもお世話になりました。
こちらのヒストリー（https://wadaiko-sai.com/archives/history/200301）でも述べましたが、学生時代に日本各地のお祭りを巡っていた僕は、この東海汽船さんが運航する“橘丸”に乗り、三宅島に行っていたのであります。

（“橘丸”に乗り三宅島に向かう様子）

そんな大好きな伊豆諸島と東京を結ぶ東海汽船さん運航する東京湾納涼船での演奏！
テンションが上がらないわけがありません。えぇ！

そんなご縁もある東海汽船さんの東京湾納涼船での演奏振り返っていきたいと思います。

---

『船内演奏』

東京湾納涼船には、東京湾を運航、ステージでのパフォーマンスの時間があり、僕たちもそのステージに立たせていただくことになりました。

「夏」という開放感溢れる季節の夜に、普段眺めるだけの東京湾の上で、和太鼓演奏！？

このような特殊な環境での演奏は経験がないので、メンバーのワクワクする気持ちが止まりませんっ！

僕たちの演奏が一体どのようにお客様に届くのか。
始まってみなければ分かりません。

僕たちの目の前には、綺麗な浴衣に身包んだお客様がステージを囲んでいます。

そして始まる演奏〜♩

お客様に船旅が最高に楽しい時間になることを願って、全力で太鼓に向かいます。

そして船の上という非日常空間は、僕たち演者とお客様の垣根をなくし、「わっしょいっ！」という掛け声が船内に響きわたります。

そこには、ある種の祭りのような空気感が漂っていました。
お客様と一緒に共有することができたこの「楽しいが響きわたる」お時間を、僕は忘れることはないでしょう。

そして、こんな演奏を今後もお客様に届けていきたいと思ったのでした。

---

『経験と若手メンバーの成長』

東京湾納涼船での演奏といえば、なんといっても出演させていただいた舞台数！！
納涼船の運航する2019年6月28日～9月23日の間、演奏させていただきましたので、その数なんと37回！

音楽家にとっての一番の幸せは、自分たちの演奏するステージがあること。
これに限ると思います。
この期間、たくさんの演奏する機会をいただきましたので、自分たちの音楽を試行錯誤しながら、より良いものをお届けするという経験ができました。

船の中や桟橋などの演奏環境に応じて、
演奏内容や舞台構成をアレンジし、僕たちの音楽・楽しいお時間をお届けする。

目の前にいるお客様がどうしたら、喜んでいただけるのか。

どうしたらもっと楽しんでいただけるのか。
毎回、毎回の演奏後、出演メンバーと話し合い、次の演奏に向け課題を見つけ、熱く話し合う。

練習で課題を克服し、次のステージへ向かう！
そんなサイクルを過ごす日々でした。

すぐさま練習した成果を披露させていただく場があったことは、本当に感謝してもしきれません。

そしてこの練習と本番のサイクルを過ごす中で一番の感じたこと。
若手メンバーの成長です。

この演奏は和太鼓彩の多くの若手メンバーも参加させていただいておりました。
3ヶ月もの間、連続したステージに立たせていただいたことは、和太鼓彩の若手のメンバーにとって、かけがえのない貴重な経験でした。

お客様に楽しんでもらいたいという思いを心から願い、全力で目の前の太鼓に向き合う。
その結果、お客様から温かい拍手をいただく。
目の前のお客様に自分たちの演奏が届いたんだという実感と喜び。

そしてまた、さらに目の前にいるお客様に楽しんいでいただきたいという貪欲な太鼓への探究心。

この3ヶ月に渡る合計37回の演奏が、確実に和太鼓彩の若手メンバーの成長に結びついたと思います。

それも温かく僕たちの演奏を見守ってくださったお客様、演奏機会くださった東海汽船さん・東京湾納涼船のお陰様だと思います。
本当にありがとうございました。

僕たち和太鼓彩は、これからもお客様にもっと楽しいお時間をお届けできますよう必死で試行錯誤していきます！

その成長過程をも楽しんでいただけるよう、これからも進化し続けます。

どうぞ、引き続き応援いただけますと嬉しいです！

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。