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MV撮影 by塩見岳大

日時:令和2年12月13日
執筆者:塩見岳大
タイトル:MV撮影

僕の誕生日は4月1日。

ご存知ない方も多いかと思いますが、
実は学年でいうところの一番早生まれでございます。

生まれた日付による学年の境は、
4月1日と4月2日の間にあるようです。

何故そんな半端な日付に境を置いたのか。
大半の人から見ればどうでも良い事かもしれませんが、
僕にとっては重大な問題でした。

幼少期、例えば幼稚園の頃に同じ学年の子供とスポーツで競うとします。
その時、年長だった場合5〜6歳になりますが、
4月1日生まれの子供と4月2日生まれの子供が競う場合、
生まれてから一年の差がつきます。

5〜6歳の子供にとっての一年は大きいです。
5歳でしたら人生の5分の1です。
身体も頭脳も発育具合も大分変わってきます。

なので、早生まれの子供は幼少期の頃に競走に負ける事が多く、
気が弱くなる傾向があるそうです。

僕も例に漏れず、幼少の頃から気の弱い人間でした。
今だって本当は気が弱いから髪の毛を派手にして威嚇しているのでございます。

そんな気の弱い僕でしたが、
演劇などで人前に出るのには随分と積極的だったそうです。

小学校に入ってからもスポーツや勉強で目立つ事はありませんでしたが、
戯けてみせたり、笑いをもって人の気を引くようになります。

この頃から僕は気付き始めます。

僕は目立ちたがり屋なのかもしれない。

人から見られることによって快感を感じてしまう人間なのでございます。
まぁ、和太鼓彩にいる人は大半が同族かもしれませんが!

それを自覚してから、
人の気を引く行動をより積極的に行っていくようになりました。

幼い頃からカメラを向けられのは誇らしかったし、
大学に入り、誰もが携帯電話を持つようになってからは、
皆備え付けのカメラでよく写真や動画を撮るようになり、
僕は人の携帯のデータの中に自分自身を残すのは大好きでした。

たまに勘違いされる事があるのですが、
撮るのが好きなのではなく、撮られるのが好きなのです。
なので僕自身の携帯には然程写真は残っていません…!

かくして、僕は人から見られ、
カメラレンズに写るのが大好きになっていくのであります。

そして和太鼓グループ彩 -sai- に入団し、
たくさんのお客様から注目を浴び、
数々の写真や動画を撮ってもらうことによって、
僕の見られたい欲求は満たされていくのですが、
一つ、どうしてもやりたい事がありました。

それは自分たちが主役のミュージックビデオを作ることでございます。

2019年、葛西がつんく♂さんに作曲をして貰いたいと言い出した時には、
当初、果たしてそんな事は可能なのかと思いました。

日本の音楽業界に関してあまり知識のない僕でも知るビッグネーム。
そんな方に「Japanese season color 〜四季多彩〜」を作曲していただき、
更にはその楽曲でミュージックビデオを作ることになりました。

この決定を聞いた時には、
「うぉぉおおお!!!」
と自然に声が出てしまいました。

アーティストとしての階段を登っているという喜びと、
つんく♂さんの楽曲でミュージックビデオに出演する事が出来るという喜び。

自分たちが主役のミュージックビデオに出演するという行為は、
僕にとって「撮られる」行為の最上級に位置するものでした。

撮影当日は多くのスタッフの方々が最高の環境を作ってくださり、
ミュージックビデオ撮影に臨む事ができる喜びに打ち震えました。

ロケーションは大きく分けて、
野外と室内の二箇所で撮ったのですが、
「はい、この辺で遊んでていいよ」
と言われたら半日くらいは走り回っていられるくらいどちらも魅力的でした。
撮影当日は走り回りたくなるのを我慢した塩見、えらいぞ!

カメラを搭載したドローンも使用されました。
ついついドローンの方を見てしまいたくなるのですが、
撮影中、実際に見てしまうと完成したMVで
「なんで塩見だけカメラ目線なの?」
ということになってしまうので我慢しました。
カメラを覗きたくなるのを我慢した塩見、えらいぞ!

上半身裸のカットもあり、
僕のゆるふわ愛されボディがどう写っているのか不安はあったのですが、
仕上がりはスモークと照明でめちゃくちゃ格好良い感じになってました。

めちゃくちゃ格好良いと言えば、
メンバーのスーツ姿!
レンタルスーツを着こなし、
普段は見られないバッチバチにキメた塩見は、
我ながら格好良いと思いましたね。
思いましたよね?
思いましたでしょう?

もちろん普段のライブも楽しいのですが、
映像作品に出演するのはまた別の楽しさがあるので、
これからも色々な映像に出演して、
それを全世界の皆様にお届けしますので楽しみにしていてくださいね!

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