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なべっち初の海外公演!和太鼓彩 inモルディブ! by渡辺隆寛

日時:令和4年2月16日
執筆者:渡辺隆寛
タイトル:なべっち初の海外公演!和太鼓彩 inモルディブ!

さて順番通りならば、新世界ツアーの書く予定なのですが今回は自身初となる海外公演。
モルディブについて執筆していきますー!
完全に気分です!悪しからず!笑

さて、今回お邪魔したモルディブ。
みなさんどこにあるかご存知ですか?

ジャン!
ほぼ赤道直下のリゾート地となっております!
なんとこの度、「日・モルディブ外交関係樹立50周年」の公式文化行事として、
首都のマレ島にて和太鼓彩の記念コンサートを開かせていただきました!

その思い出を掻い摘んでご紹介していきますー!

◆1日目「モルディブ出発!」

さて、新世界ツアー真っ只中ではありますが、
世界に和太鼓の音色を届けるべく、モルディブへ。
なんとこの裏では齋、塩見が中南米へ飛び立っているんですねえ。
いやはや、ありがたい限りです。

相変わらず、海外公演は大荷物でございます。

フライトのお隣さんは酒井くん。カクテルで乾杯。
まさかですが、
この時は一つ屋根の下で共に暮らすなんて想像だにしておりませんでした…笑

フライトの時間はそんなに長くなかったように記憶しておりますが、
モルディブは面白いことに、1192もの島でできた島国。
そしてその一つ一つがそれほどまでに大きいわけではないため、島ごとに船で移動するのが当たり前でした。

今回も例に漏れず、空港から首都のマレ島まで船での移動。
うちの太鼓ちゃんたち、海の上を走りました…!
水に弱い楽器たちなので、非常にヒヤヒヤしましたが、なんとか現着。

到着が深夜だったため、すぐに休むことに。

全く関係ないですが、当時はロックテイストの服にハマっていたので、
今とだいぶ様子が違うなべっちです。笑

◆2日目「国営放送局訪問〜屋外演奏!Habeysと初対面!」

2日目です。
モルディブは赤道直下なので、サングラスは必需品。
余談ですが、メガネが本当に似合わないので、
このサングラスを見つけるのに渋谷中を駆けずり回りました…

こちらは国営放送局へ訪問した様子。
日本でいうN H Kです。
モルディブは放送局の数がほとんどなく、T Vをみるとしたらこれ!というくらい有名、というか誰もが同じチャンネルを見ているといった様子でした。
3日目にはそちらでも演奏させていただくということで、非常に貴重な経験をさせていただきました!

にしても、どこ見ても海だらけなんです。
そして隣町くらいの感覚で島、島、島…

そしていよいよ本番。
首都マレ島でも一番メインの広場に、大きなステージ。
たくさんの人だかりができていました。
モルディブ中の方がご覧の中、演奏がスタート!

モルディブでもチャッパッパやったんかーい。笑
という声が聞こえてきそうですが。笑

表情を見てお分かりのとおり、めーーーちゃくちゃたのしかったです!笑

南米の国の方達に比べると、そんなに感情表現が豊かな方ではないと伺っていたのですが、
それでもたくさんの方の完成と拍手に包まれて演奏させていただきました。

なんか2017年ぽい演奏の香りが漂っております。笑

そして今回のモルディブツアーで一緒に演奏をしてくださった方たちがいます。

「Habeys Boduberu」のみなさんです!

Boduberu(ボドゥベル)という小脇に抱えた太鼓を、手で打ちならす楽器を使ったアーティスト集団。
モルディブでは大人気のグループだそうで、エンターテイメントがそれほど豊かではないモルディブにおいて大事な役割を果たしている人たちでした!

歌、ダンス、太鼓と三方良しの彼らのパフォーマンスは大変素晴らしかったです!

これにて楽しい2日目が終了!

余談ですが、モルディブでジュースを頼むと基本的に搾りたてのフレッシュジュースを出していただけるのですが、その全てに砂糖が加えられてました(!)
そのため日本人は頼む時に「without sugar」と一言付け加えると良いそうです😌

◆3日目「番組収録〜Habeysとコラボ演奏!&観光」

3日目は少しゆっくりできたので、街を散策。
モルディブはほぼ100%がイスラム教徒の国なので、このように礼拝堂があります。
毎朝早朝から、夕方まで、お祈りの鐘が聞こえるのが日常でした!

そして、隣島のビルマレ島へ出発!

首都から離れているだけあって静かな島。
それでいて、海が首都よりも数倍綺麗で驚きました!

くぅ〜〜!!
写真で見ても胸打つような綺麗な空と海!

この清々しさに心奪われるものがありますね。
そして、海と共にあるモルディブ。
それ故に津波問題など、さまざまな側面もあるようです。
一番最後にまとめるので、ゆっくり読み進めてくださいー!

そして、ビルマレ島を後にして夕方からの番組出演に。
素敵なセットでの演奏をさせていただきました!

もはやチャッパッパはお家芸です。笑
実は僕と葛西さん、このチャッパッパ簡単な英語M Cで披露しておりました!笑
なんていったか全く覚えておりませんが、とにかくウケたのは覚えてます。笑
チャッパッパってマジですごいんですよ。笑

そしてお馴染みのコールアンドレスポンスや、いくぜ!青春応援歌、大海祭など披露しました。
そして最後はHabeysの皆さんとダンス!
祭宴を一緒に演奏したり、ソロの掛け合いをしたりなんかしました!

全く英語が喋れないメンバーで挑みましたが、なんだか音で繋がれたそんな気がします。
この笑顔が全てを物語ってますね〜

そして最後は記念撮影!
本当に本当に貴重な経験をさせていただきました!
ありがとうございました!

そして、Habeysの皆さんのこの腰巻、ちょっと覚えておいてくださいね。

◆4日目「初!モルディブ料理!手で食べた・・・!」

そしてなんと、モルディブの日本語学生の皆さんが僕らにモルディブ料理を振る舞いたいとのことで
お家に読んでいただき、たくさんのご飯をご馳走になりました!!!

そしてみなさん、ご存知でしょうか。
モルディブは、農産物があまり豊かではなく、そのほとんどが輸入で賄っております。
しかし、その中でもある種主食のようにたくさん食べられている食材があります。
それが魚、しかも「鰹」です!!!

なんと日本に馴染み深いものか!!!笑

カツオの出し汁をご飯にぶっかけて食べる「ガルディア」なるものを中心に、
カツオだけで料理のレパートリーが数十種類にも及ぶとかなんとか。
机の上の料理、どれをとってもカツオだらけでした。

そして、なんといっても一番印象深い経験は「手で食べること!」
今まで手で食べる文化の食事でも、スプーンなどが用意されていることはよくあったのですが、
実際に現地の人にレクチャーしていただきながら手でいただくのは初めて!
慣れないことにだいぶ困惑しましたが、これが慣れると楽ちん楽ちん!
スイスイ、口に運ぶようになりました!

素敵なお食事の数々、本当にありがとうございました…

そして帰り際には、Habeysの皆さんもつけていたあの腰巻をお土産に!

嬉しい、嬉しすぎる。
今でも大事にさせていただいております。
こうやって僕らをもてなそうと色々してくださるその思いが見えると、
非常に胸打たれるものがあります。

◆モルディブと日本の関係

実はモルディブと日本には深い関係があります。

もう15年以上前になりますが、スマトラ沖地震という大規模な地震と津波の災害があったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
あの時にモルディブにもその被害が及びそうになりましたが、その被害は実はあることによって最小限にとどまりました。

それは日本がマレ島に設定した“防波堤”です。

この防波堤により、モルディブは津波の被害を最小限に食い止めることができました。

そしてそれから数年後。
今度は日本が東日本大震災の影響で、津波の被害に見舞われます。
その時に、モルディブからたくさんの支援物資を支給していただきました。

このように、幾つもの協力関係を経て日本とモルディブは互いに助け合いながらその身を守ってきました。
そんな今までがあるからこそ、親日家の方も多く、日本からもハネムーンなどで旅行に行く方が多く存在しています。

このありがたい関係に感謝しつつ、これからも日本とモルディブが仲良く関係を築いていけるように、僕らも和太鼓奏者として精一杯やれることをやっていこう、そのように感じました。

帰国するときは、空港までHabeysの皆さんがサプライズでお出迎えに来てくださいました。
このシーッというポーズはHabeysポーズ。
友好の印として最後までお互いとの絆を確かめ合いました。

海外公演はいくたびにその土地柄や現地の人々の暖かさを感じて、なんだか嬉しくなります。

今このコロナ禍で、関係が希薄になるからこそ、隣の人同士の絆を確かめ合う必要があるのではないでしょうか。

そんなことをこのヒストリーから感じていただければ幸いです!

今回も長くなりましたが、ご精読ありがとうございました☺️

酒井くんは最初から終わりまでずっと現地の人に日本語で話しかけてた勇者です。
本当にすごいと思いました。笑

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