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雨ニモマケズ、和太鼓彩! (2011年五月祭) by齋英俊

日時:令和4年2月18日
執筆者:齋英俊
タイトル:雨ニモマケズ、和太鼓彩! (2011年五月祭)

さて、今日も書いていきましょう、和太鼓彩ヒストリー。
時は2011年。
さまざまな挑戦をした“第三回単独公演”を成功に終えた、和太鼓グループ彩。

齋青年は大学4年生になりました。
春休みに自転車で友人と大阪に行ったり!

将来の道に悩みながらも、勉強に(!?)、青春に、充実した学生生活を送っていました。
ええ、春の大イベントといえば~
そうです、東京大学学園祭五月祭です♪

この年の五月祭は写真もあまり残っていなく・・・
振り返るのが難しいな~

と思いきや!!!

じゃじゃん!

引っ越しとともにこんなDVDを発掘しました。


(裏面)

実は、当時和太鼓グループ彩のおっかけてくださっていた方が!
DVDにしてメンバーにプレゼントしてくださったのですね♪

こう見えて(!?)お客様からいただいたものや手紙は取ってあるタイプです(どや)

ひさしぶりに当時の映像を見ました見ました(たった今)
当時の気持ちそのままに!
綴っていきます。


まず2011年五月祭と言えば欠かせないお話がこちら。
この公演は、とあるメンバーのデビューでした。

そうです、彼です。

桐蔭太鼓42期の同期、紺谷友博くん!

実は塩見くんよりも和太鼓グループ彩への加入は早く、
2011年春、五月祭にてデビューしたのでありました!

今はお酒大好き宴会部長おじさんのイメージしかありませんが(笑)
2011年、さわやかな好青年として和太鼓彩デビューを果たします。

左から3番目が紺谷くん(21歳・♂)です。
最近和太鼓彩を知った方は、もしかしたら誰かわからないのではないかというレベルの変貌ですね。笑

この写真は演奏後の集合写真。
みんなびっしょびしょですね。

そうです。
この2011年の五月祭は、ひたすらに雨に泣かされた年でした。

公演前日から、完全な雨予報。
2日間ともほぼほぼ100%雨予報でした。

ご存知の方も多いかと思いますが、和太鼓と雨の相性は最悪。
打面が伸びてしまうので、NGなんですね・・・

当時大学のサークルではありましたが、私たちの演奏を楽しみに、追いかけてくださっている方が数多くいらっしゃいました。

なんとかして演奏したいー。

そんなに演奏機会も多くなかった当時。
どうにかして演奏をみなさまに届けるべく、絶対に中止だけはしない。
そう覚悟を決め、前日から試行錯誤していました。

いつも演奏していたのは、図書館前噴水広場。
階段を使ったパフォーマンスで、人気の場所です。

ただ、、、
屋根が少ない。

屋根と呼べるのは、図書館の入り口、奥行き2m弱くらいのエリアのみでした。
ここだけで演奏するのはあまりにも難しい・・・

ということで、雨天時でも演奏できる場所を探します。

歩きなれたキャンパスを、改めて歩きなおします。

すると図書館前広場近くの建物に、、、
ちょっと屋根があるスペースがあるではないか!

ということで、五月祭実行委員会のみなさまに直談判!!!

なんとか!!
演奏させてくださーーい!!!!

と、必死にお願いし、了承いただき、演奏することができたのでした♪

たくさんの支えがあって実現した演奏です。

ステージと呼べるような場所でもないし、音響セットがあるわけでもない。

ただ、その時できることを全力でやる!
若い彼らなりに考え、披露した渾身演奏です。

粗削りではありましたが、
新メンバーの紺谷を歓迎し、
心から演奏を楽しみ、
仲間を愛し、
できる限りの演奏をする。

今見てみると、とても良い映像でした。

ヒストリー執筆中の今、新型コロナウィルスの第六波の真っただ中。
最近は、何度目かわからない、演奏中止の連絡ばかり。

でも、そんなことってあまり重要でなくて。

この環境の中で何ができるのか。
自分たちの譲れないものはなんなのか。
何を届けたくて、どうして和太鼓を演奏しているのか。

昔の自分の映像を見ながら、たくさんの思考が頭をめぐりました。

変わったことと
変わらないこと

両方大切に、歳を重ねていきたいですね!

さて、脱線しすぎました。笑
話しを戻します、ただいま!

こうして別会場?での演奏も、たくさんの方に見ていただきました。
割れんばかりの拍手。
本当に僕らは恵まれていますね!
こういったひとつひとつの演奏、歴史の積み重ねで今の僕らがある。

もしかしたら今はもう演奏に来ていないかもしれませんが、今の僕らに繋がる、大切な方々です。
いつも応援ありがとうございます。

そして、ほぼほぼ100%雨予報だった2011年五月祭に、奇跡が起きます。

なんと・・・・、、、
ちょっと雨が上がってきたではありませんか・・・!!!

葛西代表(雨男戦犯候補筆頭)をはじめ、みなで協議し、、、、
決定します!!!!

次の公演は・・・
図書館前広場でやろう!!!!!

そして、図書館前広場での演奏を強行したのでした♪

雨が降らないことを祈りつつ・・・・
図書館前広場でできる喜びを力に、精一杯の演奏をお届けします。

高校引退公演以来。
4年ぶりにそろった高校同期3人(写真前右3人)、執行・齋・紺谷が、躍動します!

が・・・
無常にも・・・
公演の途中で雨が・・・
降ってきてしまいました。

ですが、、、、!!!
演奏は、、止めない・・・!

図書館前広場。
かろうじて屋根があるエリアに和太鼓を移動して、、、

「笛は外でいけるべ!」
葛西さんから非情な命令が下り、演奏再開です!

雨の中篠笛を演奏したのは、後にも先にもこの時だけです。笑
和太鼓を移動した途端、ものすごい雨が強くなり、笛を吹きながら途中おぼれかけたことを覚えています。笑

ただ、、、
映像を見てみると、、、、

とても良い。

雨の中、必死に演奏する若者たち。

立ち去る方は一人もいませんでした。

そして演奏後には、とても大きな拍手がいつまでも鳴り響いていました。

こうして、雨にもまけず、新たな仲間紺谷とともに!
和太鼓彩の歩みは進んでいきます。

そして2011年。
和太鼓彩は、プロを目指し奮闘していくこととなります。

学園祭以外の世界へ出ていく!
そう決め、亀有パフォーマンスパークや、松本城太鼓まつりなど、今の和太鼓彩へ欠かせないイベントへと繋がっていきます。

以前執筆したヒストリーに繋がっていきますね!
ぜひお時間あるとき、改めてヒストリーも読み返してみてください♪

それでは本日も、ありがとうございました!

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