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尾関、和太鼓彩入団! by尾関龍河

日時:令和4年3月4日
執筆者:尾関龍河
タイトル:尾関、和太鼓彩入団!

こんにちは!尾関龍河です!

ついにやって参りました!記念すべき第一回目のヒストリー!
先輩方のヒストリーを毎回読んでいた自分がついにヒストリーを書くなんて、時の流れを感じますが(笑)、僕の目線から見た和太鼓彩の歴史、その時々に感じていた想い・心境などを赤裸々に綴っていこうと思いますので、ぜひこれから毎月チェックしていただければなと思います!

さて、2022年の1月より和太鼓彩のプロメンバーとして活動させていただいている僕ですが、和太鼓彩に入団することになったのは今から遡ること4年前の2018年の4月。
第1回目のヒストリーは、僕が和太鼓彩に入団した当時のことについて振り返っていきたいと思います!

ご存知の方も多いかと思いますが、和太鼓彩、そして彩WiNGSのメンバーの大半は桐蔭学園和太鼓部出身で、僕も母校の桐蔭学園高校で和太鼓に出会い、高校3年間の青春の日々を和太鼓に費やしておりました。


(桐蔭学園高校和太鼓部時代の様子)

といっても桐蔭学園高校は進学校なので部活動を行えるのは実質2年間で、高校3年生の1年間は受験勉強に集中するため、多くの部活が高校2年生の3月で引退を迎えます。

例に漏れず、和太鼓部も通常高校2年生の3月で引退を迎え、2年間の集大成として高校2年生の3月に、通称“引退ライブ”と呼ばれる自主公演を行います。

そんな引退ライブに向けた本格的な練習が始まる、高校2年生の冬、僕が和太鼓彩へ入団を考えるきっかけとなった出来事があります。

その出来事こそが、我らが代表、葛西啓之との出会いです。

2017年1月某日、いつものように部活をしていると部室の扉がガラッと開き、見覚えのない人物が部室に入ってきます。

「これから桐蔭のコーチとして定期的に部活に来るからよろしく!」
葛西さんが突然コーチとして部室に現れたのです。

その日の練習で、毎回の練習の冒頭に行う基礎練を終えるや否や葛西さんに話しかけられ、長胴太鼓の技術を評価していただいたことを今でも覚えています。

これが葛西さんとの最初の出会いでした。

これまでは、和太鼓彩の別のメンバーがコーチとして指導に来てくれていたのですが、その辺りから葛西さんが桐蔭のコーチを担当するようになり、定期的に指導に来てくれるようになったのです。

そして僕たちの代は引退ライブまでの約3ヶ月間と短い間でしたが、葛西さんが定期的に指導に来てくださり、和太鼓の技術や表現、舞台演出など引退ライブの成功に向けて様々な指導をしていただいたのですが、その中で、

「尾関は高校を卒業したら絶対に和太鼓彩に来い!うちで太鼓を続けろ!」
と和太鼓彩への勧誘を次第に受けるようになります。

正直、はじめは冗談半分で言っているのだとあまり真剣に受けとめていませんでした(笑)
しかし、その勧誘も引退が近づくにつれて熱烈なものになっていき、「この人は本気で自分を和太鼓彩に勧誘してくれているんだ」と葛西さんの言葉本気であることを感じ取り、和太鼓彩に対して興味を持ち始め、高校卒業後に和太鼓を続けようかと、漠然と考えるようになっていきました。

そしてご指導の甲斐もあり、2017年3月、引退ライブを無事に成功させることができました。


(引退ライブ後の、当時大学生でコーチをしてくれていた酒井さんとの写真)

引退ライブを無事に終えたものの、まだ和太鼓部引退という実感はありませんでした。それもそのはず、実は最後にもう一つだけ残された舞台があったのです。(いや、引退ちゃうんかい!)

その正真正銘の高校生最後となる舞台が、翌月4月に行われた成田太鼓祭という日本中の様々な和太鼓団体が集まるイベントでした。

そしてこの時の成田太鼓祭には和太鼓彩も出演しており、そこで初めて和太鼓彩の演奏を見て、また、共に演奏をしたことが和太鼓彩に入団したいと決心するきっかけとなったのです。

こちらの写真は当時和太鼓彩と合同で「祭宴」を演奏したときの写真です。
舞台上手側のセットにいるのが尾関です、若い!(笑)

この成田太鼓祭で、高校生とはかけ離れた圧倒的に華やかで迫力ある和太鼓彩のパフォーマンスを見て、また、そんな和太鼓彩とコラボ演奏を行い、これまで経験したことがないような自由で解放感ある演奏を体感し、高校を卒業したら和太鼓彩に入ってもっと大きな舞台で太鼓を叩きたいと強く思うようになりました。

そんな成田太鼓祭を終え、一旦和太鼓に別れを告げ、大学受験に向けてひたすら勉強の日々が始まります。
この和太鼓を続けたいという熱を切らさないために、絶対に浪人しないぞという強い意志のもと勉強を続け、なんとか大学に合格しました。

こうして無事に大学受験終えた2018年の2月末、和太鼓彩に入るためにまずは葛西さんに連絡を取ってみようと思った矢先に、SNSであるものを目にします。

それは「和太鼓彩新メンバー募集のお知らせ」という投稿です。
なんと、2018年から和太鼓彩は新メンバーを一般公募してオーディションを行うようになったのです!

熱烈な勧誘を受けていただけに、
「ひとまず連絡して和太鼓彩の稽古の見学でもさせてもらうかぁ…」
などと、和太鼓彩への入団を簡単に思っていた当時の僕はこれを見て驚きます。

「え!和太鼓彩に入るにはオーディションに通過しないといけないの!?」

和太鼓彩としても初めての試みであったため、オーディションがどんなものなのか分からず不安を感じます。
しかし、一度夢見た舞台に立つためにすぐさま募集要項に目を通し、オーディションを受けるためのエントリーシートを提出しました。

そして簡単な面接と実技試験を受けるために和太鼓彩の稽古場へ恐る恐る足を運びます。

するとそこには、葛西さんをはじめ、当時の和太鼓彩プロメンバー5人が並んでおり、その前に座らされます。
緊張しすぎて、あまり当時の面接の内容を覚えてないのですが、大学のことや、得意な太鼓や和太鼓彩でどんなプレーヤーになりたいかなど様々な質問を5人からそれぞれ投げかけられ、めちゃくちゃ威圧感があったこが記憶に残っています(笑)

そして、何より緊張したのが実技試験。
当時の試験はその場で指示された通りに太鼓を叩く形式で、
「ちょっとこの太鼓で、1分くらい好きなフレーズをソロで演奏してみて」
とか、
「担ぎ桶もできるの?ちょっとこれくらいのテンポで両面回してみて」
といったなんともアバウトかつ、恐ろしいオーダーが飛びかかり、高校時代にソロで太鼓を叩くという経験を全くしたことがなかった僕はとてつもなく緊張しました。

こうして面接&実技試験を終え、新学期がやってきた2018年4月1日。

和太鼓彩からメールが届きます。
ついにきた、合否連絡・・・

ドキドキしながらメールを開き、内容に目を通します。

(以下、当時のメールの一部です。)
「この度は当団体のメンバー公募にご応募くださいましてありがとうございました。
おかげさまで多数のご応募いただき、厳選な選考を致しました結果、
尾関様には、当団体に入団いただくことが決定致しましたので、ご連絡させていただきます。」

合格の通知を確認し安堵の気持ちとついに和太鼓彩で太鼓がたたけるという高揚感で一杯になったのを覚えています。
こうして、晴れて和太鼓彩に入団することになったのです。

そしてこの時、2018年のオーディションに通過したのは僕だけではなく、
鈴木海、宇田翔馬、遠西篤治、吉田優人の4人も同じオーディションを通過し、なんと2018年4月に同時に5人が和太鼓彩に加入することになりました。

個性豊かで勢いがあり、お互いが良きライバルとして意識しあい、切磋琢磨し合える同期の仲間たち。

他に4人も同期入団のメンバーがいることには流石に驚きました(笑)

そして入団してすぐに、葛西さんから「和太鼓彩 新メンバーお披露目会」と題して、2ヶ月後の6月にさっそくデビュー公演が行われることを告げられます。

そこからデビューに向け、しばらく太鼓から離れてていて失われた感覚を取り戻し、沢山の曲を覚える怒涛の稽古の日々が始まるのですが、新メンバーお披露目会については次回のヒストリーで触れていこうと思います!お楽しみに!

そして最後に告知になりますが、なんとこの時(2018年)に入団した同期メンバー5人で3月12日にライブを行います!

入団してから4年が経ち、今では僕と海さんはプロメンバーとなり、宇田・遠西・吉田はWiNGSを引っ張る最年長メンバーとなりました。
大学入学と同時に和太鼓彩に入って4年が経ち、大学卒業という一つの節目のタイミングで4年間の成長とこれから先、各々の道を歩んでいく僕らの姿を皆様にお見せできるような公演にしたいなと思っておりますので、お時間ある方はぜひお越しください!
(詳細:https://wadaiko-sai.com/archives/event/220312)

そしてもう一つ!
2022年も彩WiNGS新メンバーを募集しております!

当時の僕のように、漠然とした思いでも構いません、僕も入団当初はまさか本当に自分がプロ和太鼓奏者になるなんて思ってもみませんでした(笑)

ぜひ、一歩踏み出してみてください、そこにはまだみぬ世界が広がっているかもしれません。
たくさんのご応募をお待ちしております!

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