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和太鼓の歴史を辿る公演「Timeless Drum 同心協力」by塩見岳大

日時:令和4年7月30日
執筆者:塩見岳大
タイトル:和太鼓の歴史を辿る公演「Timeless Drum 同心協力」

2021年10月10日、
シアター1010にて、足立区×シアター1010協創企画 日本文化の再発見『Timeless Drum 同心協力』を行いました。

シアター1010で公演を行うのは2015年「衝動Ⅱ」以来、実に6年ぶり!
「衝動Ⅱ」もまた深く記憶に残っている公演なので感慨深いものがありました。

今回の公演はストーリーテラーに治田敦さんを迎えて、
物語の中で演奏を行う形式になっています。

なので!
公演作りは脚本の制作から始まります。

今回の脚本は齋と塩見の共同制作!
実は2021年、塩見は3本の脚本を書かせていただきました。
自らのソロライブ「面白探しのオモシロウ」

シャッフルライブで彩座の「ハレのちユキ」

そして、この「Timeless Drum 同心協力」、
と経験を積ませていただいております。

脚本の制作は個人的にめちゃくちゃ好きなので、
もっともっと色々な脚本を作っていきたいと思っております。

今回は齋との共同制作だったので、
僕がとりとめもなく出しまくったアイデアを齋が上手くまとめてくれました。

その過程で、
「こういう展開は面白いんじゃないか?」
「ここはこういう雰囲気が良くね?」
みたいに試行錯誤する時間が楽しいので、
また齋との共同制作で脚本を書いてみたいですね。

今回は時を跳躍して和太鼓の歴史を辿るという脚本を制作しました。

ゲームでは「クロノトリガー」、
アニメでは「シュタインズゲート」と、
タイムリープやタイムトラベルを題材にした創作物は大好物なので、
脚本を作っている時もワクワクが止まりませんでした。

脚本の制作後はメンバーがチームに分かれて、
各時代を担当して作曲、あるいは編曲を行う事になりました。

僕が割り当てられた時代は戦国時代!
僕的には超大当たりの時代です。
ちょんまげにしていて良かった!
ちなみにこれも齋との共同制作になります。

戦国時代であれば僕がゲーム…
「戦国無双」
「信長の野望」
「戦国BASARA」
「鬼武者」
…などで培った経験と知識が活かせるかもしれない!
と思ってる内に齋がちゃんと史実に基づいた資料を集めてくれました。
さすが齋!

戦国時代、和太鼓は情報の伝達手段として用いられ、
戦では和太鼓を叩いて命令を届けるだけの役割の人がいたようです。

なので演奏では、
ちょんまげ将軍の塩見が支持を出し、
それを両脇の和太鼓を担いだ二人組が兵隊に伝えるという構図をとっています。

ちょんまげ将軍の元、
兵隊は弓を射たり、槍で突いたり、
馬に乗って駆け抜けたりする。
そんな様子を和太鼓で表現しました。

和太鼓で時代を表現し、
その時代の和太鼓の役割を伝える事は、
もちろん今まで一度も取り組んだことのない試みです。

非常に新鮮な挑戦であると同時に、
和太鼓というものが日本の歴史の中でどういう役割を担ってきたのかを、
お客様にお伝えする事ができるという教育的な一面も併せ持っていて、
とても面白い公演が出来上がったと思っています。

齋と塩見が作った戦国時代以外も、
それぞれの時代を個性的に表現していて見応え抜群ですので、
もし再演する機会があればお見逃しなく!

バイバイ!

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