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尾関龍河、和太鼓彩1年目の苦悩 by尾関龍河

日時:令和4年7月31日
執筆者:尾関龍河
タイトル:尾関龍河、和太鼓彩1年目の苦悩

みなさまこんにちは、尾関龍河です!

入団当初の外演奏ラッシュを題材にした前回のヒストリーにて、次回のヒストリーでは、入団1年目の苦悩について当時の心情を綴っていくと書きました。

その宣言通り、今回のヒストリーでは入団1年目の苦悩や葛藤について当時の心情を振り返っていきたいと思います。

2018年に新メンバーオーディションを経て和太鼓彩に入団して、ショッピングモールなどでの演奏をはじめとする外演奏にも出るようになり、順風満帆に和太鼓を叩いていた尾関青年。

太鼓を叩き、お客様の前で演奏をすることが何より楽しく、演奏の機会もたくさんあり、この上ないくらい順調だった和太鼓彩での活動。

果たしてこんなに順調なのに何を悩むことがあるのか、と思う方もたくさんいることでしょう。
しかし、人間というものは贅沢なもので、和太鼓彩での活動に少しずつ慣れてきた頃くらいから、とある悩みを抱くようになりました。

その悩みこそが、「“新人”としてではなく“尾関龍河”としてみられたい」という悩みです。

きっとこれは、和太鼓彩の若手メンバーなら誰しもが感じたことのある感情でしょう。
和太鼓彩でデビューしてからというもの、新人として様々な演奏に飛び出していき、大変ありがたいことに、お客さんや周りの先輩からも“新人”として接され、可愛がって頂いておりました。

そうして先輩たちに追いつけ追い越せと奮闘しているうちに、次第に新人として扱われることに対しての不満を感じるようになるのです。

周りの先輩たちはみな個性が強くてキャラ立ちがはっきりしていて、外演奏などでも終演後には、多くのお客様が話しかけに行っていたりと、大活躍でした。

そんな姿を横目で見ていて憧れを抱き、自分もそうなりたいという思いがより一層強まっていく中で、“新人“から脱却し、“和太鼓彩の尾関龍河”という個人としてのアイデンティティを確立させなくてはならないという、誰しもがぶち当たるであろう、最初の「壁」にぶつかりました。

この頃あたりから、「この演奏には○○を連れていきたい」とか、「この楽曲には○○は欠かせない」と先輩から言われるようなプレーヤーになりたい、和太鼓彩にとってなくてはならないプレーヤーになりたいと決意し、“和太鼓彩の尾関龍河”を模索する日々が始まるのです。

しかし、新人の僕は当時、「メインパート」と呼ばれる楽曲における一番基本的なパートしか覚えておらず、メンバー全員ができるようなパートしかできませんでした。

そして同じ時期に5人が同時に入団しており、他の4人も自分と同じパートを覚えている。
となると、演奏においても、当然ですが、「新人なら誰でもいいよ」といったように、“尾関龍河”個人としてではなく“新人の誰か”として求められる機会しかありません。

これは他の同期入団メンバー4人も、きっと同じ思いをしていたことでしょう。

僕らは同期メンバーが5人ということもあってとりわけこの「新人からの脱却」という壁を大きく感じていたように思います。

そしてこの「壁」と向き合い、乗り越えていくべく演奏や練習に一層励むようになるのです。

その様子もこのまま書き綴っていきたいところですが、長くなりすぎてしまいそうなので(笑)、今回のヒストリーはここまでにして、次回以降のヒストリーで、“和太鼓彩の尾関龍河”というアイデンティティを確立すべく、奮闘する様子を書いていきたいと思います!

最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは、次回のヒストリーもお楽しみに!

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