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和太鼓彩ファンイベント”彩ホーム vol.7” 「Sunflower in your room」〜初の和太鼓オンラインライブ〜 by酒井智彬

日時:令和5年3月24日
執筆者:酒井智彬
タイトル:和太鼓彩ファンイベント”彩ホーム vol.7” 「Sunflower in your room」〜初の和太鼓オンラインライブ〜 by酒井智彬

皆さま、こんにちは!
酒井智彬です!

今回は、2020年7月に行われた和太鼓彩ファンイベント”彩ホーム vol.7” 「Sunflower in your room」(オンラインライブ)について、振り返っていきたいと思います!

2020年2,3月、コロナウイルスによって世の中の動きが全てストップしました。

もちろん僕らも例外ではなく、全ての演奏や公演会が中止となったのでした。。。

今までは、毎月のようにお客様にお会いできる演奏があったり、
自主公演を実施したりと、お陰様でたくさんの出演機会がありました。

皆さまにお会いできる演奏の機会もなくなったので、
その間、YouTube上で毎日、演奏の動画をお届けする「彩TIMES」(https://youtu.be/4_4hx_oDkIE)という企画を行ったりと、なんとか元気お届けできる演奏をお届けできないものかと試行錯誤してきました。

そして、コロナウイルスになって全ての活動が中止となり、半年が経ち、最低限の世の中の動きが戻ってきました。

しかし、有観客での公演はまだまだ難しいということで、オンラインライブとして、実施することとなりました。

公演の形は違いますが、ようやく僕たちの演奏を皆さまにお届けすることができる!!
半年間ぶりの公演に、嬉しい気持ちでいっぱいでした。

公演のタイトルは、「Sunflower in your room」と「Edelweiss in your room」。
2本作品を作って配信したんですね〜!

今回は、「Sunflower in your room」についてお話ししていきます。

世の中は暗いニュースしか流れておらず、この先、どうなるんだろうという不安に包まれていました。
1日も早く皆様が安心して暮らせる日常が、希望に溢れる明るい未来や世の中が戻ってくるようにという願いを込めながら、オンライン配信という形式で公演を行いました。

いくつか公演の思い出をピックアップしていきたいと思います!

●初めてのオンラインライブ

ここまで本格的なオンラインライブは、僕たちとしても初めてでした。

コロナの前は客席にお客様がいらっしゃって、演奏をお届けしているのが普通の光景でした。

しかし、今回のライブは無観客での実施ということで、
会場にいるのは、僕らメンバーとカメラマンさんと音響さんと照明さんのみ!

これまで当たり前であったことが当たり前でなくなったと感じました。

どれだけ客席にお客様がいてくださることがありがたいことだったのか。

配信用の動画を撮影していても、もちろん客席からは、手拍子や拍手、掛け声は返ってきません。

カメラの向こうにお客様いると信じて、メンバーと音楽を奏でます。

普段、どれだけお客様に一緒に公演を作り上げてもらっていたのか。
演奏中にパワーをもらっていたのか。
これまで当たり前であったことに対して改めて感謝の気持ちが込み上げてくるのでした。

そして、何より半年ぶりの公演ということもあり、メンバーと再び演奏できること、そして皆さんに演奏をお届けできることが何よりの幸せを感じた瞬間でした!

オンラインライブということもありますので、いつもよりアップで演者の表情を見ることができるのが、オンラインの見所一つでもありますね!


なべっち


齋さん


塩見さん

●新曲「彩の華」

この公演では、新曲「彩の華」・「トロピカルNight!」・「さくら色の約束」の3曲を発表しました!

僕が特に思入れのある曲が「彩の華」です。

この曲は齋さんの作曲で、アレンジャーにギタリスト宮坂直樹さんを迎え、洋楽器・電子音源とのコラボに挑戦したんですね!

音源に合わせての演奏ということで、普段の和太鼓だけの演奏と気を配るところが違います。

僕はこの演目で篠笛パートを担当しましたが、「篠笛」というのは、とっても音程が不安定な楽器です。
強く息を吹き込むと音程は上がるし、弱く吹くと音程が下がったりと、、
その都度、口元や首の動きを使って、自分の音を捉えながら、笛の向きを変えるという調整を行いながら演奏をしています。

音源に合わせての演奏だと相手は音源なので、自分に歩みよってはくれません。
普段の演奏だと、篠笛2本で演奏したりしますが、この場合、お互いに少しずつ互いの音程に歩みよっているんですね!
今回は音源の音程に合わせての演奏なので、音程に合わすというのが難しいんです!
自分にとっても大きな挑戦となりました!

そして、もう1つリズムという点にも難しい点がありました。

和太鼓だけ、生の楽器だけでの演奏はお互いのリズムに合わせて演奏しますが、今回は音源に合わせての演奏です。
正義は音源のリズムです。
合わせるものが決まっているなら、簡単じゃないかと最初は思いますが、やってみると意外と難しいんですね。

自分自身でしっかりとリズムを刻んでいないと音源から乖離してしまいます。

この自分自身でしっかりとリズム刻むということに僕たちの進化が込められています。

というのも、コロナウイスルが蔓延して、全ての演奏がなくなった時、僕たちが何をしていたかというと、、、
外界から隔離された山の中で、リズム感をひたすら磨く練習をしておりました。
(ご関係者の皆さま、本当にありがとうございました。)

毎日、メトロノームを聴きながら、自分自身が一定のリズムで演奏できるよう、猛特訓です。
それはもう、メトロノームが友達と言わんばかりの練習でした。

この時の猛練習があったからこそ、今回のライブで新曲「彩の華」を演奏できるようになったんです。

そんな僕たちの猛練習の成果が存分に発揮された「彩の華」!
和太鼓彩の描く希望に満ちた世界をお楽しみいただけていたら、嬉しいです!

●新メンバーデビュー!

このライブの時期から、チームは「和太鼓彩」・「彩WiNGS」という2チーム体制となりました。
それぞれが表現したい世界を目指せるよう2チーム体制となったんですね。

そして彩WiNGSには、3人の新メンバーが加入しました!

川内虹汰くんと佐々木瑛士くん、そして齋藤隼くんがこの公演でデビューしたんですね!


川内くん


佐々木くん


隼くん

3人とも桐蔭学園の和太鼓部出身ということもあり、僕自身コーチとして関わっていたので、彼ら高校1年生から知っています。

そんな教え子たちが入団してくれて、一緒に演奏できるというのは、こんなにも嬉しいことはありません。

そして、川内くんと佐々木くんは、実は2018年の彩Collectionにも桐蔭学園の和太鼓部の現役生として、出演していたんです!

執筆現在では、佐々木くんはWiNGSの代表としてチームをまとめてくれています。
このライブでは、新メンバーということもあり、まだまだ初々しいですね!笑
代表を務めるぐらい頼り甲斐のある男になってくれて先輩は感無量です。。。

そして、齋藤隼くんは、前年度入団の松本くん・東野くんと同じ代でした。
高校の時は、松本くんが部長で、隼くんと東野くんが副部長でした。そんな幹部の子たちが和太鼓彩というチームでもう一度、再会する様子を見ることができ、とっても幸せな気持ちになるのでした〜!

新メンバー3人は、彩WiNGSメンバーと一緒に、「大海祭」・「祭宴」など、演奏を披露してくれました!


今となっては、少しずつ演奏の機会も戻ってきてはいますが、この時、乗り越えた練習があるから今があると思います。

この時の練習やオンラインライブがあったからこそ、
この後に続く公演「大新曲祭り」や「この世を目覚めさせる音。」など自分たちの表現したい世界を作りあげる自分たちの土台ができました。

そして、オンラインライブとなったことで、これまでのお客様に客席で演奏を見ていただいて、一緒に公演を作っていることがどれだけ恵まれたことであったのか。
そして、和太鼓を通して、演奏をお届けできることに感謝の気持ちでいっぱいでした。

その気持ちは今も僕の原動力となっています。

そんな当たり前は当たり前ではないということを改めて感じた公演でした。

今日はここまで!
最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。

またね!

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