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SAILAND360度和太鼓ステージ by塩見岳大

日時:令和5年7月17日
執筆者:塩見岳大
タイトル:SAILAND360度和太鼓ステージ

2018年9月15日土曜日。
六本木の泉ガーデンギャラリーにて、
「SAI LAND」公演を行いました。

和太鼓彩が六本木で公演!?
というのもたしかに珍しいのですが、
注目していただきたいのはこの会場がホールではなく、
ギャラリーであることでございます。

和太鼓彩の公演はホールで行われる事が多いのですが、
今回借りる泉ガーデンギャラリーはホールではございません。

そのため、舞台も客席もないところに、
色々なスタッフの皆様のご協力の下、
舞台を築き上げていったのです。

そして、どうせ舞台を作るのであれば、
いつもとは違う事にチャレンジしよう。
そんな試みの下、生まれたのが360度舞台というものでした。

和太鼓彩に限らず、大概の和太鼓公演は、
ある一定の方向を正面と定めて、
その向きに従って舞台を作り上げ、
お客様と向かい合う形で演奏を行うのが一般的です。

しかし、今回の舞台はお客様がステージを囲うような構図で、
舞台を組み上げていきましたので、
私達演者は360度ありとあらゆる角度から視線を浴びます。
一切の逃げ場なし!
いつもの舞台も逃げ場なんてないのですが 笑

でも和太鼓彩は塩見も含め、
視線浴びるの大好きなメンバーが多いので、
この舞台はめちゃくちゃ気持ち良かったです。

そして360度だからこそ出来るギミックを公演内にどんどんと盛り込んでいくのが、
何より楽しかったですね。
演者が円を描いて走り回る「どんぱぱ」は、
この舞台のために作ったのかと思う程、
舞台と楽曲がピタリとハマりました。

演者は360度ステージをグルグルと走り回り、
演者としては360度全てのお客様とコンタクトがとれて楽しいです。
お客様からしてみれば正面にいる演者が目まぐるしく入れ替わって行きます。
このように演出がその環境にピッタリとハマるととても気持ち良いですね。

しかし個人的に一番好きだったのは「ADVENTURE」ですね。

なんと「SAI LAND」六本木公演の「ADVENTURE」では…
舞台が回転したのです!!!

桶太鼓を打ち鳴らす演者がのっている舞台が360度回転するのだから、
テンションが上がらないわけがない。
そして何より和太鼓彩らしいのがこの舞台装置が手動である事ですね。

和太鼓彩は舞台を回転させるのに電気は使いません。
和太鼓彩はエコなので舞台を回転させるのに使う力は「人力」です。

颯爽と登場したメンバーが全身全霊の力を込めて、
人力で舞台を回転させ、
その舞台の上でメンバーがクールに桶太鼓を演奏している姿は、
ある種シュールな光景ともとれますが、
僕としてはこういう演出を全員で前のめりに挑戦していく和太鼓彩が好きなのでございます。

その他にも「大海祭」ではステージを縦横無尽に駆け回る演出が追加されていたり、
各曲がそのステージで最高のパフォーマンスを発揮出来るように様々なチャレンジが満載でございます。

なかなか巡り合える舞台ではありませんが、
是非また360度ステージにて様々な演出に挑戦してみたいですね。
和太鼓彩が稀有なステージに挑戦する時は皆様見逃さないでくださいね!
更なる驚きが溢れるステージを作れるその日まで、
皆様どうぞお楽しみに!

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