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手作り大太鼓台!さかちゃん台と挑む2010年五月祭! by齋英俊

日時:令和3年10月14日
執筆者:齋英俊
タイトル:手作り大太鼓台!さかちゃん台と挑む2010年五月祭!

時は2010年春。
葛西代表が復帰し、新たな活動を始めた、アマチュア和太鼓チーム“彩”。

大きな目標である東京大学学園祭“五月祭”に向け、
手作り大太鼓やぐら打ち台、“さかちゃん台”を制作したのでありました!
(【2010年】みんなで作ろう大太鼓!さかちゃん台!! by齋英俊
https://wadaiko-sai.com/archives/history/210828

今回は、そんな新たな武器、さかちゃん台とともに挑んだ、2010年東京大学五月祭を振り返ります♪


齋青年は大学3年生、20歳になっていました。
葛西代表が和太鼓グループ彩に戻り、自身3度目となる五月祭(本郷キャンパス)への出演です!

実はわたくし、大学2年生の秋頃までは駒場祭が開催される駒場キャンパスで授業を受けていました。
ホームグラウンド五月祭!!
と言っても、普段通っているキャンパスとは別だったのです!

大学2年生の秋、五月祭の会場である本郷キャンパスに移ったので、、、
この2010年の五月祭は、本郷キャンパスに移ってから初めての五月祭でした!!

いつも授業を受けるキャンパスで。
そして、いつも真面目に勉学に励むために利用する図書館で(つっこみ禁止)。
演奏できるのは、とてもとても嬉しいものでした☆

見に来てくれる友人たちもたくさん!
いつも以上に気合十分でのぞむ、齋青年でした!

まずは、円陣を組んで気合を注入!!

早速佇む美しき姿。
手作りやぐら打ち台、さかちゃん台が、舞台の中心にそびえたっています!!

う、うつくしい。
自分たちで作ったからでしょうか。
今見ても、愛着が半端ありません。笑

こうして写真で振り返ると、これでやぐら打ちができるのかというくらい、小さいですが、、、
当時の僕らにとって、とても大きな一歩でした。

まず最初の曲は。
さかちゃん台を全面に押し出した楽曲を!

この五月祭に青春のすべてをぶつけます!

どうですか!??(^^)
この東京大学図書館の重厚な柱と、やぐら打ちの組み合わせ演出をみなでイメージして、作り上げたんです♪

確かにやぐら打ちとしては小さく、体を成していないかもしれません。
ただ、僕らにとっては大切な、やぐら台でした。

できることを精一杯!楽しみながら作りあげる!
このどことなく泥臭い感じがまたね(笑)

まさに和太鼓彩らしさがたくさん詰まった!手作り感満載の、彩の学園祭舞台です。

このアングルも素晴らしき!
みなであつく話した、東京大学図書館×大太鼓5台の演出案を、ついに実現させます!

背中姿も、なんだか誇らしげだな~
2006年の和太鼓グループ彩五月祭デビュー演奏から5年目。
ついにやぐら打ちが、図書館広場に初登場したのでした。

今だったら、安い金額でやぐら打ち台も手に入りそうだし、レンタルもできるし、なんならもっとうまく大太鼓台も作れます。笑
でも、そんなこと知らないからこそ。
想いだけで突っ込む。
粗削りだからこその美しさのようなものが、あるのかもしれません。

そして、この五月祭では、もうひとつ大きな想い出があります。
それがこちら。

この3人での演奏です!!
今でいう、「三心不乱」の原曲のような楽曲です!

五月祭という大きな晴れ舞台で、
佐藤さん、執行、齋の3人に大切な役割を託してもらったのでした。

実はこの3人、当時の最年少!(驚)
大学の学年は3、4年生でしたが、当時1~2年生は彩に加入していなかったので、年齢的にはこの3人が最も若かったんです!

とはいえ、彩に入って3~4年目。
大切なパートを、先輩方に託してもらったんですね!

そして、何よりこの3人。
高校和太鼓部時代の1つ違いの先輩後輩(同期)なんです!

執行も齋も、最初に1個上の先輩、佐藤(部長)から和太鼓の基礎を教わりました。
そんな想い出あふれる3人での演奏です。
たくさんの想いを込めて、精一杯打ち鳴らします!!

渾身の和太鼓の音が、図書館前広場から、拡がっていきます。

徐々に徐々に人々が集まり、聞いてくださる方が増えていくのが、演奏していてわかります。
そして後半からは、階段上より先輩たちが加わります!!

今となっては年長メンバーとしてまとめることが多い立場ですが、この時は完全に身をゆだねてますね。笑
安心して前で暴れています。

後ろの先輩方の、見守っている感じがなんか良きですね(*^-^*)ほっこり

そして、みなでラストスパート!!
いけ!
全力少年たちよ!!!

気が付けば、図書館前広場には、たくさんの人だかり。
前が見えないほどです・・
嬉しい^^

そして現場の空気は最高潮!!
最後はもちろんこの楽曲、「奏」です。

やっぱりセンターにやぐら台があると、締まりますね♪

2年ぶりに「奏」を演奏する葛西さん。
一時引退してからの復帰演奏、どんな想いだったのでしょうか?
いつか、葛西さん目線でもヒストリーで振り返ってくれることでしょう!

ひさしぶりに奏でる仲間との音に、自然と気持ちが入ります。

一生懸命打ち込む執行と、祈るように一生懸命応援する女の子。

大好きな和太鼓で!
目の前のお客様に元気をお届けする!

和太鼓ができる喜び。
また仲間と一緒に演奏できる喜び。
たくさんの想いが、僕らの音となって、図書館前広場から奏でられます。

そして、俺らはこの和太鼓で、、、、
いつかはプロの道を目指すんだ!!!

このことは当時、メンバー以外、まだ誰にも話してはいません。

言葉にはせず音に込めて。
想いを胸にした演奏は、たしかに、今までにないほどに、いろんな方に届いていました。

アンコールでは、先が見えなくなるほどに。
お客様がたくさん集まっていました。

図書館前広場という会場が、ひとつになった瞬間でした。

何列にも集まってくださるお客様。
割れんばかりの止まない拍手。

今目を閉じても、当時の情景が、体験が浮かび上がります。
この2010年五月祭は、学生サークルから次の和太鼓グループ彩へ。確かな一歩を踏み出し、そして実感した公演となりました。

やっぱり、和太鼓が好き。
和太鼓を通じて、喜んでいただくことが好き。
そして、この仲間と奏でる音が好き。

たくさんの好きに、改めて気が付いた、そんな五月祭でした。

時は常に流れ続けます。
1つ1つの演奏が、1日1日の稽古が、日々が、和太鼓彩の歩みとなり、歴史を作っていきます。
先の見えない大変な日々はまだ続いていますが、これからも明るい未来に向け、力強く歩んでいきたいと思います!

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