1. HOME
  2. 和太鼓彩新メンバーお披露目会奮闘記 by尾関龍河

和太鼓彩新メンバーお披露目会奮闘記 by尾関龍河

日時:令和4年4月19日
執筆者:尾関龍河
タイトル:和太鼓彩新メンバーお披露目会奮闘記

こんにちは!尾関龍河です。

前回のヒストリーでは、僕が和太鼓彩に入団した2018年3月ごろを振り返らせていただきました。
※前回のヒストリーはこちら( https://wadaiko-sai.com/archives/history/220304

前回のヒストリーに続いて今回は、入団してから僕のデビュー演奏である「新メンバーお披露目会」までの日々を振り返っていきたいと思います!

晴れて和太鼓彩に入団した、尾関青年。
和太鼓彩に入団したはいいものの、当然すぐにお客様の前に立って演奏できるわけではありません。

入団した際に行われたオリエンテーションでは、「技術的に一定レベルに達した人から随時演奏デビューしてもらう」と言われており、デビューするのは早くても3ヶ月後くらいが目安だと言われておりました。

和太鼓彩に入団して太鼓を叩きたくて仕方がない僕は、受験勉強でなまった身体を早く戻し、デビューできるように練習しようと意気込んでおりました。

こうして、デビューに向けて怒涛の稽古の日々が始まっていくか思いきや・・・

「君たちのデビューを新メンバーお披露目会と称して一つのライブで行うことにする」
と葛西さんから突然連絡がきます。

そこで伝えられたお披露目会の日程は2018年6月7日。
「え??6月?」

そう、本来であれば早くともデビューまで3ヶ月はかかると見込んでいたので、なんとに入団してから2ヶ月でデビュー演奏が行われることになったのです。

デビューの場所が決まり、2ヶ月にはデビューできると分かり、血気盛んな入団当初の僕はめちゃくちゃテンションが上がりました。

そしてお客様の前で演奏できるまでのレベルになるため、当初予想されていたものよりもハイパー怒涛の日々が始まるのです。

体の感覚を取り戻すために、もう一度基礎的な太鼓の打ち方を学んでとにかく太鼓を打ち込み、それと同時並行で和太鼓彩の主要な楽曲たちを覚えていきます。

そしてこの頃は、大学入学したてでもあり、夕方までは大学に行って新しい情報がたくさん頭の中に入ってきて、大学が終わったらその足で彩の稽古へいって太鼓を打ち込み、必死に曲を覚えるという、勉学に太鼓に、なんとも刺激的な新学期生活を送っておりました。

稽古の日々を重ねていく中で、新メンバーお披露目会で演奏する楽曲が決まり、その練習が本格化していきます。

新メンバーお披露目会で演奏することになった楽曲は以下の4つ。
・祭宴
・○心不乱
・大海祭
・3個打ち

どれも毎回の演奏で必ず演奏するような代表的な楽曲たちでした!

このとき、苦戦したのが祭宴という楽曲。
今でこそ当たり前に叩いていますが、実は僕、高校の時は長胴太鼓やセット打ちなんかをメインで叩いており、担ぎ桶をほとんど叩いたことがなかったのです。

祭宴で担ぎをやることになり、これまでほとんど担ぎ桶を叩いたことがなかったために、必死で練習しました。

さらに、ただ楽曲を演奏するだけならまだしも、もメンバーお披露目会の祭宴では、海さん、宇田、遠西、吉田、尾関がそれぞれソロをやることになっていたのです。

慣れない担ぎ桶でソロへの挑戦。
めちゃくちゃ練習したのを覚えています。

こうして練習の日々を乗り越え、とうとう新メンバーお披露目会当日を迎えます。
当時のプロメンバー5人と大勢のお客様に囲まれる中で演奏することにとても緊張していたのを覚えています(笑)

緊張感漂う楽屋の様子はこちら(いや自由すぎるな、笑)

自分の中で課題であった担ぎ桶を叩く曲、祭宴でデビューを飾ります。
一曲目が祭宴だったというのもあって緊張がやばかったです(笑)

そして5人だけでの五心不乱。

5人も同期メンバーがおり、しかもみんな当時から個性的で我が強いメンバーたちだったので(自分含めて)、稽古の日々からそれぞれが「この5人の中で一番目立ってやる」と意識し合い、負けないように少しでも他のメンバーよりも目立てるようにそれぞれが試行錯誤して切磋琢磨していました。


photo by Kenichiro Imafuku
(これは先日行われた「4年目ライブ」で当時の配置を再現した五心不乱の様子)

同期がこの5人だからこそ、今の自分があるのだなと心底思います。
良い仲間に出会えたなぁ〜

ちなみに誰よりもインパクトを残そうとした当時のパンフレットに書いた僕の自己紹介がこちらです、血迷いすぎててもはや黒歴史(笑)

そして最後に和太鼓彩の代名詞「3個打ち」を曲中に含む大海祭を演奏し、無事にデビュー演奏を飾りました。

たくさんの温かいお客様に囲まれてデビューできるなんて幸せだったなと、こうして振り返っていると改めて実感します。
アンコールまでいただき、最後はZIRAIYAを演奏してお披露目会は大成功に終わりました。


(ZIRAIYA演奏中の写真)

こうして晴れて和太鼓彩の一員としてお客様の前に立って演奏する日々が始まるのです。
今回のヒストリーはここまで次回もお楽しみに!

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事