僕らの和太鼓への”衝動”(第4回単独公演) by齋英俊
日時:令和4年6月7日
執筆者:齋英俊
タイトル:僕らの和太鼓への”衝動”(第4回単独公演)
時は2011年。
学園祭外の世界に出て、たくさんの新たな出会いがあり、
そして時には悔しい想いもしながら、成長を重ねてきた和太鼓グループ彩。
ホームグラウンド2011年駒場祭では、たしかに成長した姿を、みなさまにお届けしたのでした!
(これが俺たち!和太鼓グループ彩だ!(2011年駒場祭) by齋英俊:https://wadaiko-sai.com/archives/history/220420)
そして、ここから2012年1月14日。
「第4回単独公演”衝動”」へと、歩みを進めることとなります。
場所は和太鼓彩初の単独公演「第一回単独公演」の会場と同じ、北沢タウンホール。
彩のヒストリーとして欠かすことのできないこのLIVEに関して、今日は綴りたいと思います!
和太鼓は、とても原始的な楽器です。
それが故に、演奏者の想いや感情がそのままのる。
そんな楽器だと個人的に思っています。
この”衝動”というタイトル。
当時の僕らを体現したタイトルです。
1年間、外の世界で見てきた世界。
学生のメンバー、社会人のメンバー。
プロの世界を夢見ても、いろんなことがあって、和太鼓への想いはあれど、思い描くような活動はできない。
この公演には、そんなみんなの和太鼓への”衝動”を込める。
和太鼓グループ彩の公演で、初めてついた、公演タイトル。
このまさに、和太鼓への”衝動”を、演奏に込め、当日のLIVEを迎えたのでありました。
私からは、まだ振り返られていない、”曲”に焦点を当てて書いてみたいと思います!
オリジナル曲。
今となっては当たり前ですが、このオリジナル曲というのは、当時の私たちにとってひとつの大きな壁でした。
オリジナル曲だけで初めて挑んだ第3回単独公演。
そしてそこから1年間。
学園祭の外の世界で数々の演奏を行い、自分たちの楽曲たちをブラッシュアップさせていきました。
そして、経験と確かな自信を胸に。
2度目のオリジナル曲だけで挑む単独公演となりました。
【M1】祭宴
1曲目は「祭宴」!
第3回単独公演に向けて私が和太鼓彩で初めて作曲した、思い入れのある一曲です♪
(祭宴作曲秘話→https://wadaiko-sai.com/archives/history/191103)
当時の笛は2重奏!
2011年KPPをはじめとしてたくさんの会場で演奏し、メンバーの身体にも入り、
彩を体現するような楽しい楽曲へと、成長していました。
メンバーはもちろん、それに合わせて楽曲たちもたえず変化、成長していきます。
今執筆中2022年祭宴も、さらに11年後の2033年の祭宴も!
全然違うんだろうな~、なんて考えながら。笑
【M2】からくり
2曲目に選んだのは、「からくり」でした。
2015年衝動Ⅱでもアレンジを加え披露したこの楽曲。
当時は舞台上を激しく動き回るような派手なパフォーマンスはありませんでしたが、
バチを1本だけ持ち、それぞれがランダムに打ち込む。
メンバー全員ではじめてリズムが完成する。
そんな不思議な楽曲でした♪
ちなみに、からくり人形(前列)を操るのは後ろの3人のメンバー。
このあたりも、最近の「からくり」とは異なりますね!
(ちなみに私は当時”ひでブロック”と名付けて、ツーブロックならぬスリーブロックくらいの謎の髪型してました)
【M3】戦風 -soyokaze-
3曲目は「戦風 -soyokaze-」です!
高校時代から大好きだった、締太鼓に焦点を当てた楽曲で、この「衝動公演」に向けて作曲し披露した新曲です!
高校時代に塩見くんと共同作曲した「しおさい」の冒頭が曲中に入っている、
個人的にはエモエモな楽曲です!
このあたりは、以前ヒストリーに秘話を綴りましたので、ぜひそちらもご覧くださいな!
(https://wadaiko-sai.com/archives/history/191216)
実はこの「衝動公演」の客席には、まだ彩メンバーとは面識のない塩見くんがいましたとさ。
【M4】三心不乱
4曲目は、「三心不乱」です。
この楽曲も、数多くの演奏で、彩の勝負曲へと育っていった楽曲でした。
メンバーは、齋、春にい、執行正樹の3名。
当時の若手3名で。
粗削りながらも、想いの詰まった。
あつい、三心不乱を披露しました。
文字通り、バチを血で染めながら。
必死に練習し、打ち込み、自分たちの和太鼓への衝動を、込めました。
当時のデジカメの画質ではブレブレだけど。
写真からも”衝動”が伝わってくるな~
【M5】Beaters
5曲目は、「Beaters」。
その名も、打つものたち。
最近は演奏することも少なくなりましたが、メンバー紹介が入った、明るく楽しい楽曲です!
写真2枚目は、齋&執行の同期担ぎコンビ、葛西さん佐藤さんのチャッパコンビ!
ここのシーンすごい絵で出てくるんだよね~
記憶にもはっきり残っている、大切な想い出のワンシーンです。
【M6】叶
6曲目、第一部最後の楽曲は、「叶」。
文字通り “プロの世界への夢が叶いますように”。
そんな衝動を込めて。
前列メンバーは、三心不乱に当時の新メンバー、紺谷友博を加えて。
今のWiNGSポジションをこのメンバーたちが担っていたんですね!
大学サークル時代、アマチュア時代を支えてくれた、大切なメンバーたちです。
こうして、たしかな自信とともに。
第一部を終えました。
【第二部】奏
そしてついに、第二部へ→
「衝動」ってどんな公演??
そう尋ねられたら、この公演に消えていた方の多くは、第二部のことを話すかと思います。
この「衝動」公演。
大きな大きな挑戦というか、新しすぎる試みがありました。
第二部は、、、、
「奏」一曲。
「奏」一曲。
和太鼓彩にとっての初めてのオリジナル曲。大切な楽曲。
この曲に僕らの衝動を込めて。
第二部は一曲のみを披露しよう。
「奏 衝動ver.」がスタートします。
当時の笛は三重奏。
実は結構お気に入りで、いつか三重奏ver.で復刻したいななんて、思い描いています。
この「奏 衝動ver.」は三部作。
第一部~第三部まであります。
第二部では、それぞれ想いがこもりにこもった「衝動」を披露します。
そしてクライマックスへ。
さて、ここまで来たら言葉はいりませんな。
当時の映像を最後に。
これが、僕らの、”和太鼓への衝動”。
2012年第4回単独公演”衝動”。
この公演は、僕らにとって、とてもとても大切な公演となりました。
ここから、初めてのツアー化。
初めての全国ツアー衝動Ⅱ。
復刻版衝動ツアー。
続いていくこととなります。
形や想いは違えど、常に和太鼓への”衝動”はあります。
また、今のメンバーたちで、
”衝動” 復刻したいな~
(おまけ)
アンコールは、全曲メドレー!
なんとこの「衝動公演」で披露した全曲を!メドレー形式でお送りしました!
このアイディア、自分たちながら面白いよね~!
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