酒井智彬生誕祭2022②〜篠笛の音色でおもてなし〜 by酒井智彬

日時:令和4年12月5日
執筆者:酒井智彬
タイトル:酒井智彬生誕祭2022②〜篠笛の音色でおもてなし〜 by酒井智彬
皆さま、こんにちは!
酒井智彬です!
本日は、2022年2月に行われた「和太⿎彩ファンイベント “彩ホーム Vol.15” 酒井智彬⽣誕祭」の振り返りパート②ということでお話させていただきます。
パート①のヒストリーはこちらから→https://wadaiko-sai.com/archives/history/221103
前回のパート①では、「酒井村へ、ようこそ、お祭りへご招待」ということで、僕の大好きなお祭りの演目をお届けしました。
そんなお祭りの演目の後には、僕の大好きな楽器「篠笛」の演目をお届けしたのでした!
●大好きな篠笛の音色
ソロライブでは、
僕の大好きな音楽を通して、皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたい!
「僕の大好きな音楽でおもてなし」をしたいと思い、お祭りの音楽の後は、「篠笛」の演目をお届けしたのでした。
篠笛には高校時代の和太鼓部で出会い、真っ先に飛びついたのがこの楽器でした。
というのも、両親共に昔、フルートをやっていたので、横笛の音色が非常に身近なものであり、横笛に対してどこか憧れを持っていました。
そして高校時代からどハマりしていくのでした。
「篠笛」は、日本の伝統的な横笛で、竹に穴を開けただけの簡単な作りの楽器です。
簡単な作りだからこそ、不安的な面もあります。
環境に左右されやすいし、出にくい音があるし、壊れやすいところなどなど・・・
しかし、そんな不安定な面があるからこそ、魅力的な面もあります!
自然のものでできているので、ずっと聴いていられるような温かい音色がします。
また、不安的だからこそ、機械的な音ではないため、息の音やその都度都度の音を楽しむことができます。
そんな魅力たっぷりな「篠笛」だから出せる音で皆様に心温まる音楽をお届けしたいと思い演目をお届けするのでした。
まずは、オリジナル曲である「隠れ里」という演目をお届けしました!
隠れ里という言葉には、
人里から離れ、世間から隠れた場所にある村里・理想郷という意味があります。
そこには、日本の山々に囲まれ、山村のような景観が広がっており、
そこに暮らす人々は、美しい自然が豊かな中で生活を行い、そして、人間本来の姿が現れる人間味溢れ出る「ハレの日(非日常)」もあり、幸せな時間を過ごしている。
そんな情景をイメージして、作った演目でもあります。
山々の情景と、ハレの日の音である日本のお祭りの音を再現した楽曲です!
ソロライブに来てくださった皆様に、都会の喧騒とは少し異なる世界をイメージしてもらえたら嬉しく、披露させていただきました!
次にお届けした演目は、「ジ・エンターテイナー」という演目をお届けしました!
1900年代の冒頭、スコット・ジョップリンが作曲した楽曲で、ラグタイムというジャンルになります。
作曲家のスコット・、スコット・ジョップリンは黒人で、この当時、黒人の身分が社会的に低い状況だったんですね。
ですが、クラッシック音楽とアフリカのリズムや音の調和を混ぜ合わせたような明るい楽曲を作曲し続けました。
そんな恵まれない境遇でも明るい楽曲を世の中に生み出し続けた精神性や楽曲そのものが昔から好きで、ソロライブにて演奏させていただきました。
そして、こちらの演目では、ピアノ伴奏に篠笛の音を合わせて演奏しました!
ピアノ伴奏は・・・酒井智彬!
篠笛演奏は・・・酒井智彬!
ソロライブですからね、一人で演奏させていただきました。
お次の演目は、「奏」という演目をお届けしました。
和太鼓彩の初めてのオリジナル楽曲。
この楽曲ができた当時、僕はまだ入団しておりません。
しかし、入団し、様々な公演や場所でこの演目を演奏してきました。
右も左も分からない新メンバーの時から、プロになると決断した時、そしてプロの道を歩みはじめてから。
色々な状況の中、演奏をしてきた演目でもあります。
それぞれにたくさんの思い出が詰まっていて、そして見てくださったお客様もその都度、色々な思い出があると思います!
入団した時から温かく見守ってくださったお客様をはじめとして、お世話になったメンバー、いつも支えてくれる家族。
すべての人に感謝して「奏」を篠笛の独奏にてお届けさせていただきました。
篠笛コーナーの最後には、「朝霞は晴れ」という演目をお届けいたしました!
この楽曲は、2022年の「この世を謳歌する音。」という公演で初披露させていただいたオリジナル曲です。
コロナが晴れた世界を、自然現象の朝の霧が出ている日は晴れるというものに例えて表現したんです。
今は霧に覆われているかもしれないですが、必ず霧は晴れて、明るい世界がくる!
そんな想いを篠笛にのせて、演奏いたしました。
ソロライブに来てくださった方に、そんな明るい世界をお届けできていたら嬉しいです。
以上、篠笛コーナー4曲をお届けさせていただきました。
さて、次回はパート③どうぞ、お楽しみくださいー!
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