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和太鼓グループ彩 -sai- WiNGS「First Light」〜若者×和太鼓×夜明け〜 by酒井智彬

日時:令和5年3月6日
執筆者:酒井智彬
タイトル:和太鼓グループ彩 -sai- WiNGS「First Light」〜若者×和太鼓×夜明け〜 by酒井智彬

皆さん、こんにちは、酒井智彬です!

本日は2021年9月26日に行われた和太鼓グループ彩 -sai- WiNGS「First Light」について振り返っていきたいと思います!

私、酒井は出演しておりませんが、公演の制作のお手伝いをしておりましたので、そんな演者以外の視点から公演を振り返っていきます。

2020年に和太鼓グループ彩 -sai- WiNGS(彩WiNGS)が結成され、2回目となる自主公演でした。
第1回目の公演「Ambition」の振り返りはこちらから
https://wadaiko-sai.com/archives/history/211204

彩WiNGSの単独公演ということで、ライブの運営は全て彼らが行っていました。
まずは、その布陣の紹介から!

<新たなチームリーダー>

彩WiNGSの構成メンバーは学生が多くを占めるので、年齢によって運営のメンバーが変化します。
第1回目の自主公演を終え、代表が尾関龍河(現和太鼓彩メンバー)から、尾関くんの背中を見て育った松本くんが代表となったのでした!

今回の公演は、そんな松本くんが代表となって初めての公演でした!

僕と松本くんとの付き合いは、彼が高校1年生の和太鼓部時代からとなります。

部活終わりの高校生の松本くん!

当時も部長を務め、部活をまとめていた松本くん。
当時の副部長であった東野くんや齋藤隼くんが彩WiNGSとなっても松本くんを支えます!

さて、そんな松本くんがリーダーとなった公演はどんなものになるのでしょうか。

<デザイン担当>

公演の情報や公演の魅力をより一層引き出すフライヤーやパンフレットなどなど、、、
公演には欠かせない制作物のデザインも実はWiNGSメンバーが担当しておりました。

担当は佐々木瑛士くん!

そんな佐々木瑛士くんによる力作はこちら!

パンフレット

●「First Light」開幕

2021年、まだまだコロナウイルスの影響もあり、まだまだ活動は思うようにできない状況で、世の中にはまだまだ暗いムードが広がっていました。

しかし、彼らは自分たちにできること精一杯、模索し、若者の元気溢れる和太鼓の演奏を通して、自分たちから世の中を明るくしたい。

そんな暗い世の中でいいのか?
こんなに明るい世界があるんだぞ!

と、若者の前向きなメッセージが込められた作品だと僕は思いました。

セットリストは次の通り。

<セットリスト>
暁天(新曲)
ADVENTURE

暴れ天狗
呼孔雀(新曲)
ff -fortissimo-(初挑戦)
Be Ready.
新メンバー企画
祭宴
大海祭
漢祭り(三心不乱〜大雷山〜叶)
彼方
アンコール:Fly High!!

●暁天(新曲)

こちらは、なんと尾関くんによる新曲です!

暁天という言葉が持つ「明け方の空・夜明け」という意味通り、「First Light」という公演の開幕に相応しい一曲でした!

軽快な締め太鼓から始まり、桶胴太鼓のリズムが重なっていきます。
彩WiNGSの貯められたエネルギーが解放されるような一曲でした!

●入団2,3年目による「呼孔雀」

こちらも本公演のために、彩WiNSGSの作曲マシーン東野くんが作った新曲です!

東野くんは、彩WiNGSの代表曲である「暴れ天狗」という曲の作曲者でもあります。

東野くん

東野くんが太鼓セットパートに入り、曲のグルーヴを作ります。
そして、長胴太鼓にリーダーの松本くんを挟み、当時2年目メンバーである齋藤くんと川内くんが両サイドにいます。
そして篠笛に佐々木くんという布陣です。


松本くん

川内くん


齋藤くん

年次の浅いメンバーだけで1曲演奏するという挑戦の曲でもあります。

純粋に太鼓を楽しんでいる中に、少し余裕の出てきた大人な表現が垣間見える一曲でした!

また見てみたいですね!

●ff -fortissimo-

こちらは、当時の入団4年目以上のメンバーによる吉田優人・宇田翔馬・尾関龍河・遠西篤治・牛道怜の5人による演奏でした。


吉田くん

宇田くん

遠西くん

牛道くん

この曲の見どころは、なんと言っても変拍子という難しい拍子の進行が進んでいる中での和太鼓を強く打つこと(fortissimo)です!

強く打つと崩れがちなリズムを、全力で打つというところに魅力があります。

体力的にもリズム的にも難しい部分がありますが、WiNGSの中での年長メンバーたちということもあり、立派にやり遂げていたのでした!

先の話しですが、そんな彼らと2022年の「“彩ホーム Vol.24” 彩FAN’S BEST」では一緒にこの曲を演奏しました!
この「First Light」での初演を知っているからこそ、とっても感慨深かったです。

●新メンバーのデビュー

この公演の忘れてはいけないこと、それは新メンバーがデビューしたんですね!
執筆している2022年では、お馴染みとなりました原琉生加くんと竹中颯汰くんがデビューいたしました!!
おめでたい!!

2人のフレッシュな様子はこちら!


原くん

竹中くん

原琉生加くんは、WiNGSの愛されキャラクターでもありますが、舞台に上がると気迫溢れる演奏をしてくれるんです!

竹中颯汰くんは、過去に和太鼓彩のジュニアチームに在籍した経験もあり、遂にメンバーとしてデビューしたんです!

公演の後半では、「漢祭り(三心不乱)」をリーダーの松本くんと新メンバーの2人で演じたのでした。
二人ともどこか初々しいですね!

●彼方

公演の最後は「彼方」という演目です。
第1回の公演の際に、尾関龍河くんが作曲した演目です。

尾関くん

自分たちから世の中に明るい光を発信していきたい。

コロナウイルスによって、満足のいく活動や生活は制限されてできません。
しかし、下を向いていても仕方がない。

自分たちが和太鼓を通してできること。

和太鼓の力を借りて、お客様に明るい世界をお届けすること。

公演を迎えるにあたり、メンバー一人ひとりが和太鼓に真剣に向き合い演奏をお届けいたしました。

僕自身、彼らから純粋に和太鼓を楽しむ様や、ひたむきに和太鼓に向き合う様など、言い始めたら、きりがないですが、色々な面でとってもいい刺激をもらっています。

一人の演者として、そしてチームとして、切磋琢磨し、刺激し合いながら、体現したい世界を表現できたらと思います。

今度とも和太鼓彩WiNGS、そして和太鼓彩の作り出す世界をお楽しみに〜!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

酒井智彬

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