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和太鼓彩プロ初期の集大成!BOSS RUSH LIVE! by葛西啓之

日時:令和3年11月13日
執筆者:葛西啓之
タイトル:和太鼓彩プロ初期の集大成!BOSS RUSH LIVE!

みなさまこんにちは。
葛西です。

時は2014年、春。
「自信と風格」をテーマにした「凛」ツアーを終えた和太鼓彩の面々。
(詳細は前回のレポート参照 https://wadaiko-sai.com/archives/history/211026

私たちは早くも、次なるツアーへと歩みを進めておりました。
その名も、「BOSS RUSH LIVE」!

はい、もはや伝説?となったこちらのツアー。
恐らく私の中で、「最も生みの苦しみが少なかった公演」でしょう。
なぜなら、本ツアーで使用する楽曲はすべて出来上がっていたからです!
ドドン!

以前ヒストリーに書きました通り、
https://wadaiko-sai.com/archives/history/210826
2012年に行ったツアー「衝動」、2013年に行った「COLORS」、そして2014年に行った「凛」は連続的な3部作となっていまして、セトリに様々な相関があります。
中でも特徴的なのが、3部作全てのトリに30分の超大作、通称・ボス曲が存在していること。

衝動では「奏」。

COLORSでは「天真★爛漫&祭宴」。

凛では「天心不乱」ですね。

そしてこの3部作を終えたタイミングで、ボス曲のみを集めた公演「BOSS RUSH LIVE」をやろう!という企画が立ち上がったのであります。
(厳密に言うと、衝動を実施した頃から構想していたものではありますが)

こうして企画された「BOSS RUSH LIVE」。
なんといっても特徴的なのは、第一部・第二部・第三部、と3部構成の全ての部が30分1曲であるということ。
これは太鼓界の中でも前代未聞のチャレンジだったのではないかと思います。笑

何より大変だったのは、「精神の切り替え」。

それぞれの楽曲に明確なコンセプトがあり、そして30分の大作ということも手伝って、一曲に使う精神力・賭ける想いが半端ではありません。
それを出し切った後に、10分の休憩で気持ちを切り替えて次の精神に向かう。
この気持ちの切り替えがなかなかにしんどかったことを覚えています。

そしてこの「BOSS RUSH LIVE」では思い出がもう一つ。
2014年7月12日、千秋楽のかめありリリオホール公演でのことです。

この時初めて、かめありリリオホールが完売御礼になったんですね。

かめありリリオホールといえば、私たちにとっていわばホームグラウンド。
2011年に亀有に引越してきて、それから来る日も来る日も、亀有パフォーマンスパークさんご協力の元、亀有駅前で路上演奏をさせていただきました。

最初はチラホラだったお客様も次第に増えていき、2014年頃には半ば亀有の名物に。(多分 笑)

商店街のおっちゃんやおばちゃんには「あ〜!駅前で太鼓叩いてる兄ちゃんだよね!」と知っていただき、お菓子やお米やお酒を度々頂戴しました。

葛飾区の会社の方々にも知っていただき、毎晩葛飾の色んな美味しいお店に連れて行っていただきました。

そして葛飾区役所の方にも知っていただき、葛飾区を盛り上げるために色んな企画を一緒に進めてまいりました。

そんな活動の一つ一つが実を結び、足掛け3年にしてかめありリリオホール全610席が初めて完売。
この時の嬉しさといったら、もう。

葛飾区の皆様に認めていただいたような嬉しさと、葛飾を代表するアーティストとしてこれからも頑張っていこうという誇りと、そして、どんな時も応援してくださった皆様への感謝と。

普段「血も涙もないリーダー」とか「心をどっかに置いてきた代表」とか言われるわたくしですが(笑)、舞台上で涙したことを鮮明に覚えております。
今思い返しても、幸せな時間だったなあ〜

<BOSS RUSH LIVE 亀有公演での涙のご挨拶(涙あり笑)>

この「BOSS RUSH LIVE」はまさに、2005年から2013年までの集大成公演だったと言えるでしょう。

アマチュア時代から培ってきた財産を軸に、プロメンバーと社会人メンバーが力を合わせながらがむしゃらに演奏を続けていた「プロ初期」。

今ではメンバーもだいぶ変わりましたが、当時のメンバーが誰一人欠けてもこの成功はなく、そして、今の和太鼓彩はなかったことと思います。
和太鼓彩を作り上げてくれたメンバーと、荒削りな私たちを応援してくださった全ての方々に、改めて感謝申し上げます。

こうして初期3部作を終えた私たちは、次なるステージへと向かっていくのでありました。
次回から、「和太鼓彩プロ時代〜第2章〜」が始まります。
お楽しみに!

ではでは、本日はここまで。
ばいばい〜。

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