和太鼓彩のストリート魂〜第1回解散!?ライブツアー〜 by葛西啓之

日時：令和3年12月2日
執筆者：葛西啓之
タイトル：和太鼓彩のストリート魂〜第1回解散!?ライブツアー〜

みなさまこんにちは、葛西です。

前回のレポート（https://wadaiko-sai.com/archives/history/211113）にて、「BOSS RUSH LIVE」を終えた和太鼓彩の面々。
2012年の衝動に始まり、2013年のCOLORS、2014年の凛、そして2014年夏の「BOSS RUSH LIVE」と、プロに飛び出してからの3年間を駆け抜けてまいりました。
技術も実績もお金も、何もかもがなかったプロ駆け出し期。
俺らは太鼓でやっていくんだ！そんな気持ちだけで生き抜いてきた3年間。

プロとしての楽しさも厳しさも経験してきた3年間を経て、いよいよ和太鼓彩は次のステージに進みます。
和太鼓彩プロ編 第2章！開幕〜！

さあ、時は2014年。
プロ編 第2章に突入した和太鼓彩の面々は、太鼓界に新たな風を巻き起こすべく、新作公演を開催します。
その名も・・・

「第1回 解散ライブツアー!?」

・・・今思い返すと何を血迷ったんだ、って感じですね。笑
ツッコミどころ満載のタイトルとなっています。笑

さあ、こちらの公演、どういった内容になっているかと申しますと・・・
演奏の方向性の違いからチームが分裂・・！
2チームに分かれて公演を行なっていく、というバトルライブを繰り広げました。

頭を振り乱してロックに演奏したい通称「ロック派」

かっちりスーツを着てシックに演奏した通称「シック派」

に分かれてのバトルとなった本公演。
私は「シック派」のリーダーとして、齋・渡辺・春日・矢萩・佐藤（雅）らを率いました。笑

＊スーツ姿で太鼓をたたくわたくし。笑

ロック派では変な生き物を飼ってました。笑

と思ったら、シック派にもなんかいた。笑

細かい内容にも触れていきたいところですが、演目内容は以前なべっち（渡辺 隆寛）が詳しくヒストリーに書いてくれてますので、こちらをご覧ください！

https://wadaiko-sai.com/archives/history/201031

はい、皆様なべっちのヒストリー読みましたでしょうか？
内容はこんな感じで進行していきました。
（決して私が手抜きをしたわけではありません笑）

さて、私からは、なぜこのようなライブをこの時行ったか？について振り返っていきたいと思います。

プロになって3年、おかげさまで演奏させていただく機会も増え、私たちがライブをやる会場も年ごとに大きくなっていきました。
BOSS RUSH LIVEは亀有・つくば・茅ヶ崎の3都市にて行ったのですが、どのホールも500人収容以上の大ホール！

それはそれでとっても嬉しいことなんですが、太鼓のライブって、キャパが小さいが故に迫力も感じられて面白い、みたいなところもありまして。

和太鼓彩は学園祭の時に始まり、元々ストリート？で育った団体でして、どうしてもお客様と近い距離で、お客様の顔を見ながらライブをするのが好きなんですね。
プロになって3年経ち、ある程度団体も安定してきたからこそ、自分たちのDNAを感じられるような小さめの会場でライブをやりたい！
そんな思いで、企画がされたわけであります。
（ちなみにこの思いはその後、「ミニライブツアー」とタイトル化され、さらにその数年後「彩ホーム」として残っていったのであります）

そしてもう一つ。
ご存知の通り？和太鼓彩は大学のサークルとして始まったチームでして、プロになった当初は総勢9名のメンバーがいたわけですが、その後桐蔭学園和太鼓部の後輩たち（渡辺・小川）が加入してきて、徐々に大所帯に。

そんな時、大きめの公演だとなかなか演者一人ひとりにスポットが当たらず個性が際立っていかないわけですが、小さい会場での公演だと演者人数も絞られるので、若者にも活躍の場を持たせやすいわけです。
特にこの時は「2チームに分かれてのバトルライブ」だったので、演者は半々に分かれていましたし、尚のことですね。

ストリートで育った和太鼓彩の泥くささ、といいますか、よく言うと、目の前のお客様とのコミュニケーションを大事にする、そんなDNAを若者に伝えつつ、加入してきてくれた若者たちにも最前線で太鼓を楽しんでもらう。
そんな教育方針のもと、ミニライブを行ってきたのであります。

今思い返すと、なべっちもそういった色んな現場（荒波）の元で育ったんだな〜と思いますね。

＊彼が抱いてる謎の生き物はスプリッツァー君というらしいです。

さあ、そんなわけで本日は「第1回 解散!?ライブツアー」を振り返ってまいりました。
プロになって3年。
BOSS RUSH LIVEという大きな節目を終えると同時に、自分たちの原点ともいえるストリートのような、温かいミニライブを終えた和太鼓彩の面々。

いよいよ迎える2015年、結成10周年の年。
和太鼓彩はかつてない大きな公演に挑むのでした・・・！

さて、本日はここまで！
次回もお楽しみに〜ばいばい〜

（追伸）
追伸、というかむしろ本題。笑

上記のような想いは2021年現在でも続いておりまして、その体現として、
12月24日に「シャッフルライブ」を行います！
今では超大所帯となった和太鼓彩&WiNGSのメンバーをごちゃまぜにして、5人一組みでライブを行う、という公演です。

5人一組ということで、大きなツアーや公演ではなかなか見られないメンバーの表情や打ち込みなど、様々な一面が見られるかと思います。
特に、今年加入した竹中くんと原くんの活躍に期待ですね！

私は酒井くん、松本くん、佐々木くん、竹中くんと、「The Leaders」というチームにて演奏致します。
新曲も盛りだくさん、そして酒井やWiNGSメンバーの新たな一面も見ることができ、リハーサルからとても楽しい時間を過ごしております！
本番も超楽しみ〜

いつもより近い距離で、そして演者一人一人の責任感もいつもより増した本公演。
どうぞ皆様、お越しください〜！

▼12/24公演の詳細はこちら！
https://wadaiko-sai.com/archives/event/211224