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酒井智彬生誕祭2022③〜和太鼓の響きでおもてなし〜 by酒井智彬

日時:令和5年1月18日
執筆者:酒井智彬
タイトル:酒井智彬生誕祭2022③〜和太鼓の響きでおもてなし〜 by酒井智彬

皆さま、こんにちは!
酒井智彬です!

本日は、2022年2月に行われた「和太⿎彩ファンイベント “彩ホーム Vol.15” 酒井智彬⽣誕祭」について、振り返りパート③ということで、お話しさせていただきます!

パート①のヒストリーはこちらから→https://wadaiko-sai.com/archives/history/221103
パート②のヒストリーはこちらから→https://wadaiko-sai.com/archives/history/221205

前回のパート①では、「酒井村へ、ようこそ、お祭りへご招待」ということで、僕の大好きなお祭りの演目をお届けしたというお話をしました。

前回のパート②では、「大好きな篠笛の音色」ということで、篠笛の演目のお話をいたしました。

パート③では、篠笛コーナーの後に演奏した、最後の演目「太鼓の音に誘われて」について、振り返っていきたいと思います!

●太鼓の音に誘われて

みなさん、和太鼓の音を聞いた時にどのような気持ちになりますでしょうか。

僕は小さい時、太鼓の音を聴いた時、とっても怖いような感情を抱いていたような思い出があります。

他の楽器にはない特徴だと思いますが、和太鼓ならではの音や振動が体に響くことが、不思議な感じがして怖かったんですね、、!

年齢を重ねると、
お祭りに通ったり、自分が和太鼓の演奏するようになり、和太鼓に慣れたということもありますが、和太鼓を聴くと、怖さということよりも、体に振動が伝わる感じがワクワクする様な高揚感を覚えるようになりました。

和太鼓の音がするとお祭りのような楽しいことやっているという高揚感!
そして、単純に和太鼓の振動が体に響くような高揚感!

そんなところが和太鼓の好きな部分でもあり、魅力でもあると思います。
和太鼓に対する僕の想いをお客様にも味わっていただきたい!

そんなことから最後に新曲である「太鼓の音に誘われて」というような楽曲を作成しました。

●遠くから聴こえる太鼓

どこかから太鼓の音色が聞こえてくる。

どこで演奏されるんだろうと気になる。

こっちに来ないかな。自分から行こうかな。

イメージは遠くから聞こえてくる祭の太鼓の響きを序盤では表現しました。

弱い音の中に、たまに強い音が入って、体に響いてきて、段々と高揚感を煽ります。

だんだんと太鼓の音色が自分に近づいてきたかのように、強い音の割合が増え、太鼓の振動が直接、体に響いてきます。

実は、この曲を演奏しようとしたのは、他の先輩方のソロライブでの演奏を聴いていた時でした。

ここの会場は、太鼓の響きが体に響いて心地いいなと!
ソロライブを実施していた会場のライブシアターオルフェウスさんは太鼓の響きという和太鼓の特徴を体感するには、ちょうどいい広さの空間だと思うんです!

そんなことから、太鼓の響きを来てくださった皆さんに体感していただけるような演目をお届けしたいと画策していたのでした。
この会場ならではの楽曲です!

やっとの思いで演奏することができました♩

●長胴太鼓(宮太鼓)の響き

演目が盛り上げるにつれて、長胴太鼓(写真の太鼓)に移動して、演奏をお届けしました。


長胴太鼓(宮太鼓)

それまでは桶胴太鼓で演奏していたのですが、ここで楽器チェンジです。

桶胴太鼓は細い板の円状にし、桶状にし、太鼓の胴が出来上がっていますが、長胴太鼓の胴は一本の木の中をくり抜いています。

太鼓の構造が変わると太鼓の響きも変わります。

マニアックな話になりますが、長胴太鼓の方が、桶胴太鼓よりもストレートに太鼓の響きが体に伝わってくると思うんですよね!

そんな楽器の違いによる太鼓の響きの違いを楽しいでいただきたく、楽器を変えたのでした!

打法も変化し、太鼓を横向きにして演奏する横打ちを採用しました。

低い姿勢から、打ち抜く一打は長胴太鼓の響きを伝えるには、バッチリです!

この部分のイメージは、太鼓の音に誘われて、近づいて行ったら、賑やかなお祭りの太鼓が鳴っていた!
太鼓の振動がズシンズシンと体に響くことによる高揚感が湧いてくる。

演奏を聴きながら、太鼓の響きそのものや高揚感を楽しんでいていただけていたら嬉しいです。

●フィナーレへ

さぁ、最後は再び桶胴太鼓に戻って、フィナーレに!!
とはいきません!

お祭りの終わりや太鼓から離れる際、太鼓の音に後ろ髪を引っ張られますよね!きっと!!

その時のどこか寂しい気持ちたるや!なんと言ったらいいのでしょうか。

そんな少し、寂しい気持ちを演目の最後の打ち込みの前に、太鼓の音を伴奏に歌わせていただきました。

歌詞はありませんが、太鼓の音色から離れてしまう寂しさを歌・声で表現したのでした。

さぁ、シーンが移り変わり、お祭りの最後・太鼓の音色が止まってしまう最後の盛り上げです。

和太鼓の響きを楽しんでいただけるよう今日、一番の打ち込みを!

ソロライブを通して、僕の大好き音楽で来てくださる方におもてなしをしたい!!
心温まる演奏をお届けしたい。

皆様への感謝の気持ちを込め、最後の力を振り絞って精一杯、バチ振り下ろしたのでした。

僕の大好きな音楽であるお祭りの太鼓・篠笛の音色・和太鼓の響きに焦点を当て、初めてのソロライブは幕を閉じるのでした。

来てよかったなぁとどこか心温まる時間をお届けできていたら嬉しいです。

毎年、誕生日月付近に行っている生誕祭ことソロライブ!
それぞれのメンバーの普段はなか中見られない個性や音楽性をお楽しみいただけます。

毎年メンバーがパワーアップしたものを披露してくれているので、どんどんハードルは上がっていきます。

次に僕の番が回ってきましたら、
メンバーに負けないよう酒井の個性の詰まったパワーアップしたソロライブをお届けします!

どうぞ、お楽しみに!

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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