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設立!和太鼓翔!! by岡本峻一

日時:令和2年1月9日
執筆者:岡本峻一
タイトル:設立!和太鼓翔!!

みなさま、こんにちは!
和太鼓彩の岡本峻一です!!

ヒストリーページ。
高校生から少しずつ時間を進め、大学生篇に突入しております。
今回のお話しは、自分のチームを立ち上げた、2013年のお話しです。
僕のヒストリーページにしては比較的あまり重くないと思います笑
お時間ある時にでもお付き合いください。

これまでにも触れてきた通り、僕は高校の部活動で和太鼓を始めました。
そして、その和太鼓部はとても特殊な部活でした。
当時の和太鼓部には指導者がいなかったのです。
1年生の間は2年生に習い、2年生になれば先輩がいない、コーチがいない、顧問の先生は技術指導は細かくはしないという環境に身を投げ出されます。

そんな状況です。自分たちで考え、実行し、突き詰めるという作業をずっとしてきました。
そして以前にもお話しした通り、高校の2年間を全力で駆け抜けました。
やりきったと誇りをもって言えるほどのめり込みました。

そういった風に和太鼓をやっていたため、大学生になった僕と僕の同期達は
「誰かの下で和太鼓をやる」事に強い抵抗がありました。

「これまでと同じように、自分たちで考え、自分たちの和太鼓を貫きたい」

その強い想いの下、僕たちはどこかのチームに入る事を選ばず、
自分たちで新しいチームを作る事に決めます。

高校3年生の内に大学に入っても続けようと同期に根回しをし。
1年間の我慢の末、ついに大学に入れた!太鼓が叩ける!!!

と思ったら、半分以上の同期が浪人し、、、笑

さらに彼らを1年待ち、ついに時が来ました。

改めてメンバーを募り、手を挙げた8人でJR町田駅の近くにある某イタリアンファミレスで会合をおこないました。チーム名を和太鼓翔(しょう)に決め、なぜか僕がリーダーに担ぎあげられ、、、。
リーダーをやるのは若干予想外でしたが、意気揚々と準備を始めます。

最初の難関。太鼓が無い。
太鼓屋さんのカタログとにらめっこし、
「あの曲がやりたい」「この太鼓は欲しい」「汎用性がうんたらかんたら、、、、
欲しい太鼓のリストを作り、金額をまとめ、分担を決定。
2カ月かけてメンバーそれぞれバイトをし、お金を出し合い、確か30万円ほどだったでしょうか?
和太鼓購入資金を貯めました。

そして和太鼓が届きます。
次の難関。和太鼓の置き場所がない。
8人が演奏するための和太鼓です。確か合計9台ほど購入したんだったと思います。
もちろん誰かの家に置くスペースなんてないし、、、
貸倉庫なども探しましたが、維持費が大変、、、。
それぞれのメンバーの負担などを考えるとすぐには借りられない状況でした。
その後幸い友達のツテで何とか無料の置き場所を確保しました。
しかしその場所はエレベータの無い、5階建てマンションの屋上の物置。
階段は狭く、太鼓も軽くなく、、、、非常に苦労しました。

さて和太鼓は用意できたし、置き場所も確保した。
またまた次の難関。練習場所がない。
同じ高校に通っていた高校時代と打ってかわり、メンバー8人。
それぞれがそれぞれ別の大学に進み、生活圏も生活サイクルも合わなくなっていました。
その中で練習時間を確保することも一苦労。そしてそれぞれの都合のいい場所を確保する事も難しく、、、。

さらにはやっと時間と場所を見つけても、
どうやって運ぶのか、誰が運ぶのかと、壁は尽きませんでした。

愕然としました。和太鼓をただ叩くことがこんなにも難しいのか、大変なのか。
高校時代、授業が終わり、部室に行けばそこで太鼓を叩けるという環境が、
いかに恵まれていたのか。高校時代から先輩や先生方に和太鼓を叩ける環境の貴重さを説かれてはいましたが、、、まさかこれほどだったとは、、、。

それを痛感した時、改めて和太鼓に出会えたことに感謝しました。
そして改めて和太鼓が気軽にできる環境がないという事が、
要するに和太鼓が社会に普及していない、社会に今必要とはされていないのだ、
という事も感じるようになりました。

紆余曲折ありながらも、なんとか環境を整え。

そして知り合いのツテではありましたが、はじめての演奏も実施。

さあこれからドンドン頑張るぞ!!!
という所で僕のタイムリミットが来ました。
そう、コーチの回でも書いた、留学です。

留学から帰った後、頑張って活動をするつもりでいましたが、
結局帰ってきたころには進路を考え始めていた事や、
それまでの和太鼓に関連した経験からサークルの域を超えて和太鼓と関わりたいと思い始めていた事を理由に、和太鼓彩の扉を叩くことになり、そのままこの和太鼓翔は自然消滅させてしまいました。

ここで、世の中の和太鼓の環境が整っていない事、世の中で和太鼓の需要が無い事を感じたと書きましたが、大学に入ってから「和太鼓が好きだ」といっても多くの人が、僕がやってきたような和太鼓演奏を知らず(自分も当然部活に入らなければ知らなかったと思いますが、、、笑)、認知度が無いということを目の当たりにした僕は大学生活の中で、もっといろんな人に和太鼓を知ってほしい、好きになってほしいという想いが強まります。

それが、結果的に会社を辞め、和太鼓を選んだ1つの原点にもなっています。

僕が高校生から大学生になった当時よりも、SNSなどを通じて和太鼓を叩きたい人同士がつながり、以前よりも人が揃いやすくなったことで、和太鼓サークルの数も増えているように感じます。

こうして和太鼓を叩く人、叩き続けている人の母数が増えることは結果的に和太鼓業界のレベルが上がり、普及していくことに繋がると思っています。

そのためにも、和太鼓彩を通じて、もっともっと、和太鼓を世の中に必要とされるものにしていきたい、それを先導していきたいと思っています。

という所で今回はここまで!!
読んで頂きましてありがとうございます!!

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