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彩Collection2016 岡本篇~仕事と和太鼓~ by岡本峻一

日時:令和2年5月13日
執筆者:岡本峻一
タイトル:彩Collection2016 岡本篇~仕事と和太鼓~

みなさま、こんにちは!

和太鼓彩 岡本峻一です。

さあ、今回のヒストリー。まったり昔の演奏を振り替えるシリーズでいきたいと思います。

今回は彩Collection2016を振り返りたいと思います。彩Collection2016は彩のメンバー全員で出演するという企画の第1弾。お祭りの様なライブでした。

そして、2016年、当時僕が何をしていたかというと、、、そう、、、社会人1年目として、奮闘していた時期です。そんな所に焦点をあてながら、お話を進めていきたいと思います。

2016年5月末、僕はビクビクしながら当時の会社に出勤していました。
それは僕の社会人生活の最初の分岐点、配属の発表があったからです。
新入社員の半分以上は東京以外の配属、、、。
「地方に配属になってしまったら、和太鼓彩の活動が難しくなる、、、なんとしても避けたい、、、!」「しかもこれで地方配属になったら、彩コレのライブの練習とかどうするんだ。絶対に、絶対に東京。」
とは言え他の同期もほぼ全員東京勤務を希望する中、特別直談判できるわけでもなく、じゃあ研修中にどういう基準で地方かどうか決められているかもわからない中で、ただ、座してその発表を待つしかなかったのです。

そして、その配属の発表日、社員番号順に並び、数えきれないほどある部署ごとにその順番に名前が読み上げられていきます。

まずは東京の部署が読み上げられます。
一人、また一人と読み上げられ、、、呼ばれるなら次、、、、呼ばれず、、、、。
ここ以外にも東京の部署はある、そう心を落ち着かせます。

次に地方配属が9割の部署、、、、、
一人、また一人と呼ばれますが、こちらは先ほどよりも人数が多いので、中々迫ってきません。募る不安、、、。そして、横に座る同期が呼ばれ、、、、次に呼ばれたのは、、、、その2つとなりに座る同期でした。
ここを乗り越えた!!!これなら!!!

そして配属されたのが、僕が2年間お世話になった広告関係の部署でした。
ほぼ全員東京勤務、1人だけ大阪勤務という部署でした。
これまたちょっとビクビクしながら発表の6月末まで過ごしましたが、何とか東京配属。

これで平日は仕事、週末は太鼓に捧げることができる!と安心していました。
この5,6月、和太鼓彩が実施したのが「ゼンダイミドン」、酒井君もその間にデビューしていました。
(ゼンダイミドン:https://wadaiko-sai.com/history/zendaimidon

仕事のペースをつかみ始めた頃に練習に本格的に復帰。彩コレクションに向けた練習も再開しました。

実は社会人になってすぐにも、少人数でのライブだった、2016年4月2日の「篠笛の宴」、5月14日の「大太鼓漢祭り」にも出演するための練習なども出ていたのですが、それでも練習量はものすごく減り、まずは以前の水準に戻すことに必死でした。

さらに2016年当時のメンバーの数は17名。全メンバーが参加する彩コレは、自分の立ち位置や太鼓の位置の転換などなど、先の二つとは負担が大違い。社会人としてこの規模のライブに参加するのは初めてだったので、ものすごく気合がいりました。

週末の練習はもちろんの事、平日は自分の動きをメモしたものを片手に通勤、帰宅しました。
当時まだ叩いたことが無かった「どんぱぱ」も覚えなくてはならず、これも暇さえあればひたすら音源を聞いて身体にしみこませました。

この頃、配属先の先輩から月曜日になると毎週「週末何やってた?」と雑談で聞かれていたのですが、あまりに太鼓以外やっていなかったので、ついに一部の先輩方から「太鼓」と呼ばれるようになり、質問も「太鼓以外何かやった?」とかに変わっていきました笑

そうして準備しながら、「この部署でなら週末の太鼓が続けられる」と確信を持つようになりました。

そんな中、9月30日、僕は人生で初めて有給休暇を取りました。
上司に申請しに行くと「もちろんOK。引継ぎはしっかりな。で、誕生日に有休なんて何すんの?」とニヤニヤしながら聞かれ、「太鼓のライブのリハです。」と答えると「ブレないな」と爆笑されました笑
そう、10月1日が彩コレ本番、その前日の9月30日がリハーサル日で、僕の誕生日で、人生初有休取得日でした。
みんなが仕事をしている平日に亀有に向かい、仕込みから準備したあの人生初有休の味は忘れられません笑

そして、10月1日に向かえた久々の大舞台、彩Collection2016は大成功に終わりました。

まだ配属されたばかり、仕事もまだまだ厳しくない頃。
それでもそれなりにきつかったですが、ただただ楽しく彩コレを終えました。

しかし、その10月に入ってから仕事は苛烈さを極め、さらに1年目という事でのしかかってくるありとあらゆる出来事に、僕はドンドンドンと疲弊していくのでした笑
その後の出来事はよろしければこちらをお読みください。
(メチャクチャ重いです。お読みいただく方はお覚悟を笑)

ヒストリー:なぜ和太鼓彩で食べる道を選んだのか by岡本峻一
https://wadaiko-sai.com/archives/history/181218

とまあ、最後にちょっと脱線しましたが、
これが僕にとっての彩Collection2016。
「仕事をしながらも食らいついた和太鼓彩の活動。その最初の一歩。」でした。

というわけで今回はここまで。
お読みいただきました皆さま、ありがとうございます!
よろしければまた、お時間ある時に。

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